【2022最新】マンション売却相場。地域別、築年数別相場と調べ方

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2023.12.06

【2022最新】マンション売却相場の最新相場を知れば売り時がわかる

マンションの売却を検討するにあたり、相場価格が気になっている方のために、最新のマンション売却相場を地域別、築年数別にご紹介します。

所有するマンションの売却相場の調べ方、査定を依頼するならおすすめの仲介業者や一括査定などもご紹介します。

直近のマンションの売却相場をご理解頂けたら、記事後半ではマンションを売却するときの流れや費用などマンション売却に必要な知識をご紹介していきます。

目次

全国のマンション売却相場

中古マンションの売買件数の多い都道府県の成約状況(月例マーケットウォッチ)から地域別の最新マンション売却相場をご紹介します。

最新マンション売却相場/全国12都市

【4月マンション成約価格】

最新相場面積㎡築年数㎡単価
北海道2039万円77.1827.627.17万円
宮城2138万円67.3523.231.75万円
埼玉2690万円67.2624.239.98万円
千葉2531万円72.7226.134.81万円
東京5466万円59.4521.491.94万円
神奈川3500万円66.5323.552.61万円
愛知2172万円75.2626.028.86万円
京都2787万円60.3726.446.16万円
大阪2802万円67.4225.141.55万円
兵庫2258万円70.7328.131.93万円
広島2543万円71.5922.835.52万円
福岡2194万円65.7223.833.39万円
出所:東日本レインズ MarketWatch2022年4月
東日本の最新マンション売却相場
東日本の最新マンション売却相場

西日本の最新マンション売却相場
西日本の最新マンション売却相場

次項では、ご紹介した上記の最新マンション売却相場と2021年の売却相場を比較します。

最新マンション売却相場は、2021年から更に上昇トレンドか、既にピークを過ぎて下降トレンドかを2021年度のデータも使って解説していきます。

東京の最新マンション売却相場

【4月のマンション成約価格】を見ると東京のマンション売却相場がダントツに高いことが分かります。

東京の最新マンション売却価格の相場は5466万円です。平米単価は91.94万です。

●4974万円⇒5466万円、前年度比9.9%アップ

2021年度東京のマンション売却価格の相場は、下記の通り4974万円でした。

2021平均価格面積㎡築年数㎡単価
東京4974万円60.0821.682.79万円
出所:首都圏不動産流通市場の動向(2021年度)

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から9.9%の値上がりです。

東京のマンション売却相場は、前年と比べて大幅な上昇が続いています。

神奈川の最新マンション売却相場

東京への通勤に便利な神奈川、埼玉、千葉もマンション相場が高いことが分かります。

神奈川の2022年4月マンション売却価格の相場は3500万円です。平米単価は52.61万です。

●3259万円⇒3500万円、前年度比7.4%アップ

2021年度神奈川のマンション売却価格の相場は、下記の通り3259万円でした。

2021平均価格面積㎡築年数㎡単価
神奈川3259万円67.3523.648.39万円
出所:首都圏不動産流通市場の動向(2021年度)

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から7.4%の値上がりです。

神奈川のマンション売却相場は、前年と比べて上昇が続いています。

埼玉の最新マンション売却相場

埼玉の2022年4月マンション売却価格の相場は、2690万円です。平米単価は39.98万です。

●2529万円⇒2690万円、前年度比6.4%アップ

2021年度埼玉のマンション売却価格の相場は、下記の通り2529万円でした。

2021平均価格面積㎡築年数㎡単価
埼玉2529万円68.0424.137.16万円
出所:首都圏不動産流通市場の動向(2021年度)

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から6.4%の値上がりです。

埼玉のマンション売却相場は、前年と比べて上昇が続いています。

千葉の最新マンション売却相場

千葉の2022年4月マンション売却価格の相場は、2531万円です。平米単価は34.81万です。

●2438万円⇒2531万円、前年度比3.8%アップ

2021年度千葉のマンション売却価格の相場は、下記の通り2438万円でした。

2021平均価格面積㎡築年数㎡単価
千葉2438万円72.6926.033.54万円
出所:首都圏不動産流通市場の動向(2021年度)

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から3.8%の値上がりです。

千葉のマンション売却相場は、上昇率は低くなっているものの上昇が続いています。

大阪、京都、兵庫の最新マンション売却相場

西日本では、京都、大阪や兵庫など人口が多い地域のマンション相場が高いことが分かります。

大阪の2022年4月マンション売却価格の相場は、2802万円です。平米単価は41.55万です。

京都の最新売却価格の相場は、2787万円です。平米単価は46.16万です。

兵庫の最新売却価格の相場は、2258万円です。平米単価は31.93万です。

●2551万円⇒2802万円、前年度比9.8%アップ

2021年度大阪のマンション売却価格の相場は、下記の通り2551万円でした。

2021平均価格面積㎡築年数㎡単価
大阪2551万円68.8124.837.07万円
出所:近畿レインズ2020年度年刊市況レポート

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から9.8%の値上がりです。

大阪のマンション売却相場は、前年と比べて上昇が続いています。

福岡の最新マンション売却相場

福岡の2022年4月マンション売却価格の相場は、2194万円です。平米単価は33.39万です。

●2092万円⇒2194万円、前年度比4.8%アップ

2021年度福岡のマンション売却価格の相場は、下記の通り2092万円でした。

平均価格面積㎡築年数㎡単価
福岡2092万円66.5423.931.45万円
出所:レインズMarketWatch全国版から弊社集計

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から4.8%の値上がりです。

福岡のマンション売却相場は、前年と比べ上昇が続いています。

愛知の最新マンション売却相場

愛知の2022年4月マンション売却価格の相場は、2172万円です。平米単価は28.86万です。

●2205万円⇒2172万円、前年度比1.5%ダウン

2021年度愛知のマンション売却価格の相場は、下記の通り2205万円です。

平均価格面積㎡築年数㎡単価
愛知2205万円75.2029.30万円
出所:中部レインズ中古マンション(愛知県)成約・在庫価格推移2019~2021

最新マンション売却相場(2022年4月)は、2021年度から1.5%の値下がりです。

愛知のマンション売却相場は、今年に入り上昇率が低くなり、4月は下落に転じています。このまま下落トレンドに転じるのか注視が必要です。

北海道・札幌の最新マンション相場

北海道の2022年4月マンション売却価格の相場は、2039万円です。平米単価は27.17万です。

札幌市の最新2022年1月~3月のマンション売却価格の相場は下記の通りです。

平均価格面積㎡築年数㎡単価
札幌2044万円76.7826.62万円
出所:東日本不動産流通機構 季報MarketWatch2022年1月~3月

●1918万円⇒2044万円、前年度比6.6%アップ

2021年1~3月の札幌マンション売却価格の相場は、下記の通り1918万円でした。

平均価格面積㎡築年数㎡単価
札幌1918万円76.6225.03万円
出所:東日本不動産流通機構 季報MarketWatch2021年1月~3月

最新マンション売却相場(2022年1月~3月)は、前年同期から6.6%の値上がりです。

札幌のマンション売却相場は、前年同期と比べ上昇が続いています。

全国のマンション売却相場動向

上昇を続けてきたマンション売却相場は、地域によってバラツキありますが、上昇率に陰りがみられる地域もあります。

大雑把に申し上げると、全国のマンション売却相場のトレンドは下記の通りです。

・首都圏の売却相場は引き続き高い上昇率

・大阪、京都、兵庫は上昇トレンドを維持

・札幌、福岡は比較的堅調な上昇トレンド

・宮城、愛知、広島は上昇トレンド大幅低下

築30年マンション売却相場、築40年マンション売却相場の詳細は、下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却と築年数。築50年は売れない?売れる限界は?

築年数別マンション売却相場

最新の築年数別マンション売却相場

レインズが公表する「首都圏の不動産流通市場」から首都圏中古マンションの築年数別売却相場(成約価格)をご紹介します。

築年数価格面積㎡単価
0~5年6,13664.8494.63
6~10年5,53866.8682.83
11~15年4,88670.3869.41
16~20年4,68572.8064.35
21~25年3,74669.2454.10
26~30年2,27561.2337.15
31年~2,04057.2835.61
出所:REINS TOPIC
築年数別マンション売却相場
出所:REINS TOPIC

マンション売却相場、築6~10年が5538万円

最新のマンション売却相場は、築5年以下が6000万円台、築6~10年が5000万円台です。

中古マンションの成約に占める構成比は、築5年以下が9.6%、築6~10年が14.2%。直近1年は、築6~10年の築浅物件比率が拡大しています。

マンション売却相場、築16~20年が4685万円

最新のマンション売却相場は、築11~15年が4000万円台後半、築16~20年が4000万円台中盤です。

中古マンションの成約に占める構成比は、築11~15年が14.2%、築16~20年が13.3%です。

マンション売却相場、築26~30年が2275万円

最新のマンション売却相場は、築21~25年が3000万円台後半、築26~30年が2000万円台前半です。

中古マンションの成約に占める構成比は、築21~25年が11.0%、築26~30年が8.1%。直近1年は、築26~30年の築古物件比率が拡大しています。

マンション売却相場、築30年超が2040万円

最新のマンション売却相場は、築30年超が約2000万円です。

中古マンションの成約に占める構成比は、築31~40年が15.0%、築40年超が14.7%です。

マンション売却相場と築年数

マンションの売却価格は、築年数の経過とともに建物価値が減価するため、経年により下がります。

マンション売却相場は、築年数の経過により築10年で約15%、築20年で約35%、築25年で約50%、築30年で約60%程度下落します。築30年を超えると下落率は、それまでより緩やかになります。

関連記事:マンション売却と築年数。築50年は売れない?売れる限界は?

マンション売却相場、業者買取

マンションの売却・現金化に期限があったり、手間なく即売・即現金化をご希望なら業者買取があります。

マンション買取業者の買取相場

マンション買取業者の買取価格は、平均的な中古マンションを仲介で売却するマンション売却相場の約85%です。

仲介手数料がかかる仲介業者にマンション買取業者を探してもらうと約80%に下がり、買取査定が強気になる中古マンションの価格上昇局面では90%を超えることもあります。

一方、郊外バス便エレベーター無し団地、フルリフォームが必要な超郊外築古マンション、アスベスト・レベル1が使われていた1960~1970年代のマンションなどは、マンション売却相場の80%~85%を下回ることもあります。これらのマンションは、高額なリフォーム費用により買取価格が安くなります。

マンション買取相場、弊社買取実績

業者買取相場の目安となるよう弊社の買取価格をエリア別にご紹介します。

マンション売却を業者買取で検討されている方の参考になれば幸いです。

エリア買取価格関連記事
横浜市2,370~5,200詳細はこちら
川崎市2,800~5,230詳細はこちら
相模原市1,520~3,400詳細はこちら
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柏市810~2,124詳細はこちら
流山市1,360~2,270詳細はこちら
千代田区2,200~5,700詳細はこちら
中央区1,400~5,020詳細はこちら
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荒川区3,030~3,660詳細はこちら
足立区2,204~3,205詳細はこちら
葛飾区2,100~3,300詳細はこちら
文京区2,800~3,350詳細はこちら
豊島区1,650~2,830詳細はこちら
北区2,220~3,650詳細はこちら
板橋区3,100~4,000詳細はこちら
練馬区2,300~4,200詳細はこちら
新宿区1,100~5,100詳細はこちら
渋谷区1,200~5,300詳細はこちら
中野区1,800~3,070詳細はこちら
杉並区2,810~4,300詳細はこちら
品川区2,083~2,700詳細はこちら
目黒区2,600~4,500詳細はこちら
大田区2,500~3,970詳細はこちら
世田谷区2,850~4,600詳細はこちら
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立川市1,070~2,500詳細はこちら
武蔵野市2,400~5,005詳細はこちら
三鷹市1,620~2,520詳細はこちら
府中市1,500~2,300詳細はこちら
昭島市1,070~2,100詳細はこちら
調布市1,300~3,060詳細はこちら
町田市1,717~2,400詳細はこちら
小平市870~1,909詳細はこちら
日野市1,103~3,200詳細はこちら
東村山市1,920~2,607詳細はこちら
国分寺市1,500~2,530詳細はこちら
国立市1,250~2,900詳細はこちら
狛江市920~1,650詳細はこちら
東久留米市1,200~2,500詳細はこちら
多摩市2,086~2,760詳細はこちら
稲城市1,060~2,101詳細はこちら
西東京市1,200~1,810詳細はこちら
出所:東京テアトル買取実績/単位:万円

関連記事:マンション買取の相場、買取価格は市場価格の何パーセント?

マンションの売り時はいつ?

マンション売却相場は9年上昇

前項で全国の最新マンション売却相場と2021年度からの値上がり率をご紹介しました。

もう少し長いスパンで首都圏と近畿圏のマンション売却相場の推移を確認してみます。

【首都圏売却価格推移】

東日本レインズ 首都圏不動産流通市場の動向
出所:東日本レインズ首都圏不動産流通市場の動向

【近畿圏売却価格推移】

近畿レインズ 2020年度・近畿圏年刊市況レポート
出所:近畿レインズ2020年度・近畿圏年刊市況レポート
首都圏、近畿圏共に2012年からマンション売却相場が上昇しています。

2008年のリーマンショックを契機に世界的な金融不安に発展、日本も株価、不動産価格が大幅に下落しました。

2012年12月に誕生した第二次安倍政権のアベノミクスにより景気が回復、中古マンションなどの不動産価格も上昇へと転じています。

グラフの通り中古マンション価格は2013年度から2021年度まで9年連続で上昇し、首都圏の中古マンション相場は3900万円台まで上昇しています。

コロナ以降のマンション売却相場とマーケット動向

コロナの緊急事態宣言により大幅に落ち込んだ首都圏の中古マンションの成約件数は、緊急事態宣言明け順調に回復をしてきましたが、2021年の第1四半期あたりから減少傾向に転じています。

コロナ以降大幅な減少傾向だった在庫件数は、2021年第1四半期あたりに減少傾向から増加傾向に転じています。

コロナ以降の中古マンションマーケット(成約件数、在庫件数)
出所:東日本レインズのデータを弊社集計

在庫件数と成約件数の詳細を次項以降で解説をしていきます。

マンションの在庫件数減少は底打ち

コロナ前2020年1月の首都圏中古マンション在庫件数は47624件でしたが、10月には4万件を切っています。

緊急事態宣言が明けた6月以降、購入希望者は戻り成約件数は増えましたが、感染リスクを嫌った売却希望者の戻りが鈍く、在庫件数は減少し続けました。

2021年5月には在庫が33801件まで減少、品薄状態により価格は上昇を続けました。

在庫件数の減少傾向は2021年7月に底を打ち、2022年2月には前年比プラスに転じています。

2022年4月の在庫件数は37360件、1月から約2%在庫件数が増加しています。

中古マンション成約件数は減少傾向

一方首都圏の中古マンション成約件数は、2021年7月からほほ対前年マイナス(12月除く)で推移をしています。(4月5月6月は前年がコロナの異常値だったため前年比プラス)

マンション売却相場の転換点?

首都圏の中古マンションマーケットは、成約件数が減少傾向、在庫件数は増加傾向です。

在庫品薄状態による売却価格の上昇相場の転換点が近づいているかもしれません。

古くなるとマンション売却相場は下落

前述したようにマンションは、築年数が古くなると売却価格がダウンします。従って価格が下がる前の”今”が売り時と言えます。

築年数31年を超えると、築浅物件と比べて約60%強程度下落した価格となります。築30年超のマンション売却相場は、築浅物件のおよそ40%弱です。

下記関連記事では、マンションは古くなるとどの程度値下がるのかなど、築年数と売却価格の相関関係を解説しています。売れる限界は何年かなど詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却と築年数。売れる限界は何年?

結論、今はマンションの売り時

結論、今はマンションの売り時と言えそうです。

前述したように首都圏の中古マンション価格は9年連続で上昇、成約㎡単価は9年で59.8%も上昇しています。

一方で戦争や金利上昇、株価下落など先行き不透明な景況感であり、景気後退の可能性がある今は、近い将来中古マンション売却を検討されている方には売り時と言えそうです。

マンション売却相場の調べ方

所有するマンションを売却しようと考えた時、どのくらいの価格で売れそうなのか価格相場を知りたくなりますよね。

所有する中古マンションの売却価格の相場を調べる方法をご紹介します。

不動産仲介業者に査定依頼

正確なマンション売却価格の相場を調べたいなら、不動産仲介業者にマンション査定をしてもらいましょう。

査定は無料、机上査定、訪問査定があります。

机上査定は、取引価格などのデータを使って査定価格を算出するため、仲介業者と会うことなく概算売却価格の相場を知れます。

訪問査定は、仲介業者に部屋の状態や建物の周辺環境を見てもらうことで、より正確な売却価格の相場を知れます。

査定を依頼したら必ず売却しなければならないということはありません。後述する大手仲介ならしつこい営業の心配も少ないので気軽に依頼しちゃいましょう!

大手2社に査定依頼はマスト

売買実績が豊富で膨大な取引データを有する大手上位2社の査定依頼ページをご紹介します。

マンションの売却価格の相場を調べるなら、ベンチマークとなる大手仲介2社は外せません。

査定依頼は、売りたい物件の概要などを査定依頼フォームに入力して送信するだけです。フォーム入力が面倒ならフリーダイヤルでの問い合わせも可能です。

マンション売却相場調べ方、大手仲介に査定依頼、三井のリハウス
出所:三井のリハウス公式サイト
マンション売却相場調べ方、大手仲介に査定依頼、住友不動産販売
出所:住友不動産販売公式サイト

査定依頼は大手仲介業者が安心

おすすめは、大手の不動産仲介業者です。中古マンションの売買取引実績が豊富で査定をする営業マンのスキルも高い大手に査定依頼がマストです。

エリアの不動産取引状況を把握している、売りたい自分のマンションの最寄り駅に店舗を持つ大手仲介がベストです。地域に精通する大手仲介業者なら精度の高い査定金額が期待できます。

豊富な取引実績の証である仲介手数料収入ランキングベスト10の大手仲介業者は、下記の通りです。

企業名店舗手数料仲介件数
1.三井不動産リアルティG28185,00841,533
2.住友不動産販売27069,61537,643
3.東急リバブル18260,14925,570
4.野村不動産グループ8633,1368,922
5.三井住友トラスト不動産7220,6567,935
6.三菱UFJ 不動産販売4817,5675,569
7.みずほ不動産販売4215,3884,125
8.三菱地所リアルエステートS89,8711,129
9.大京グループ757,6666,580
10.東宝ハウスG157,4724,708
出所:不動産流通推進センター/手数料:百万円

1位の三井不動産リアルティグループ、4位の野村不動産グループ、9位大京グループの仲介ブランド、仲介会社社名は下記の通りです。こっちの方が馴染みがありますよね。

  • 三井のリハウス
  • 野村の仲介+
  • 大京穴吹不動産

関連記事:不動産会社・不動産仲介ランキング!種類や選び方を紹介

マンション売却相場の調べ方、一括査定を利用

不動産一括査定サイトは、不動産仲介業者に一括で査定依頼ができるマッチングサイトです。

一括査定サイトが査定額を算出するのではなく、結局一括査定サイトの提携している仲介業者が査定をします。一括査定サイトは、個人情報を仲介業者に売って紹介料を受け取るというビジネスです。

一括査定サイトを利用したことのある方は感じたかもしれませんが、前述した大手仲介は一括査定サイトにあまり多く登場しません。特に上位4社はほほ登場しまぜん。

確実に前述した大手仲介に査定依頼するためには、ご紹介したように大手仲介各社の公式サイトから直接査定依頼するのがおすすめです。

関連記事:マンションの買取は一括査定サイトで出来る?

おすすめの一括査定は「すまいValue」

前項で大手不動産仲介会社へ直接査定依頼をおすすめしましたが、大手不動産仲介会社に確実に査定依頼ができるおすすめの一括査定サイト「すまいValue」をご紹介します。

「すまいValue」は、仲介手数料等ランキング上位4社を含めた下記の大手6社が運営する一括査定サイトです。ランキング上位4社と18位と21位の大手仲介6社に一括で不動産査定の依頼ができる優れものです。
おすすめはすまいValue
出所:すまいValue公式サイト
住友不動産販売、三井のリハウス、小田急不動産、野村の仲介+、東急リバブル、三菱地所ハウスネット

どの仲介業者の評判が良いかなどいろいろ調べなくても、実績豊富な大手仲介に一括で査定依頼が出来て、非常に便利でおすすめです。もちろん家(戸建)や土地売却時の査定にも対応しています。

レインズマーケットインフォメーションで調べる

REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)は、指定流通機構(レインズ)が中古マンションや中古戸建てなどの不動産取引価格情報(不動産売却相場)を提供するために運営されているサイトです。

レインズマーケットインフォメーションは、全国4つの指定流通機構の実際に売買が行われた物件の価格(成約価格)等の取引情報を検索することができます。

出所:レインズマーケットインフォメーション

REINS(レインズ)とは Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(「指定流通機構」という)が運営しているコンピューターネットワークシステムを指します。
このネットワークシステムにより、指定流通機構の会員である不動産会社間では、パソコンまたはFAXを用いて、リアルタイムでの不動産情報の交換が行なわれています。(出所:REINS Market Information)

マンション売却の流れ

マンションの売却相場が分かれば、次はマンションの売却です。必要なものを準備、売り出し価格を決めて売却スタートです。

マンション売却の流れをご紹介していきます。

マンション売却の流れとステップごとの手続きと注意点、準備することをまとめました。

 

売却流れ 手続き、注意点、準備
準備 ローン残債、売却費用の確認、権利証購入時の売買契約書等の準備
売却査定 複数社に査定依頼部屋の掃除片付け査定金額で残債一括返済可能か
媒介契約 仲介業者と媒介契約、正式に売却依頼。期間、仲介手数料等を取り決め
売却活動 売出価格の設定に注意。広告量と内見数が多いと成約確率が高い
売買契約 売買価格、引渡日等の契約条件に合意すれば売買契約締結、手付金受領
決済引渡 代金の全額受領後鍵を引渡し。登記に印鑑証明書、実印、権利証等用意
確定申告 売却益が生じたら確定申告。3000万控除、軽減税率等の特例チェック

 

マンション売却の流れの詳細は、下記関連記事をご確認ください。

関連記事:マンション売却の流れ、プロが教える手続きや注意点

マンション売却にかかる主な費用相場

 

項目 時期等 費用目安
仲介手数料 契約時 売買金額の3%程度
印紙 契約時 5千~3万程度
抵当権抹消登記 該当すれば 3~4万円程度
住所等変更登記 該当すれば 3~4万円程度
不用品処分 必要に応じて 20万円~
リフォーム 必要に応じて 15万円~
ハウスクリーニング 必要に応じて 8.5万円~
住宅ローン一括返済 該当すれば 4~5万円程度
引越し 必要に応じて 11万円~

 

仲介手数料が一番大きい費用

仲介手数料は、売主様が仲介業者にマンションの売却を依頼して、販売活動の結果売買契約が成立した時支払う手数料です。

仲介手数料は、仲介業者との間で締結する媒介契約にもとづいて支払います。支払いは、売買が成立した時です。

具体的には、マンションや戸建てなどの不動産の売買契約を締結したときに半額、決済・引き渡しをしたときに残りの半額を支払うのが一般的です。

仲介手数料の計算は、売買金額が400万円を超える場合、以下の計算式で算出します。

売買金額×3%+6万円+消費税=仲介手数料

売買金額3000万円の計算例

3000万円×3%+6万円+9.6万円=105.6万

仲介手数料のまとめ

仲介手数料の値引きのポイントやコツについての詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却の仲介手数料。相場は?値引きできる?

売買契約書に貼付する印紙

下記の通り、印紙は不動産売買契約金額によって決まります。

売買契約金額 本則税率 軽減税率
100万円超500万以下 2千円 1千円
500万円超1000万以下 1万円 5千円
1千万円超5千万円以下 2万円 1万円
5千万円超1億円以下 6万円 3万円
1億円超5億円以下 10万円 6万円

その他マンション売却にかかる費用の詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却にかかる費用まとめ。相場、手数料や税金など

マンション売却相場。地域別、築年数別売却相場と調べ方まとめ

最新のマンション売却相場は?

東京の最新マンション売却価格の相場は5466万円です。その他全国の主要都市のマンション売却価格の相場はこちらをご覧ください。

東京の中古マンション相場は?

2021年度の東京マンション売却価格の相場は4974万円です。今年4月の最新相場など詳しくはこちらをご覧ください。

築年数別のマンション売却相場は?

築年数別のマンション売却相場は、築5年以下で6000万円台、築21~25年で3000万円台前半、築30年超で約2000万になります。

築年数別のマンション売却相場の詳しくはこちらをご覧ください。

中古マンション、今は売り時?

結論、今はマンションの売り時と言えそうです。

直近のマーケット状況を分析すると「今が売り時」のデータが見えてきます。現在のマーケット状況の詳しくはこちらをご覧ください。

マンションの売却相場は値上がりしてる?

全国の主要都市のマンション売却相場は、一部の地域を除き値上がり傾向にあるといえます。それぞれの地域の値上がり率などの詳しくはこちらをご覧ください。

マンションの売却相場の調べ方は?

マンション売却相場の調べ方は、下記2つの方法があります。

  • 直接仲介業者へ査定依頼
  • 一括査定サイトから査定依頼

おすすめの仲介業者や一括査定サイトの詳しくはこちらをご覧ください。


森田学(執筆)
森田 学【宅地建物取引士】

1999年東京テアトル株式会社に入社。「テアトルタイムズスクエア」などの映画館の運営スタッフ業務、ラグジュアリーホテル「ホテル西洋銀座」ドアマン業務を経て2008年不動産関連部署に異動、区分所有マンションの売買を担当し現在に至る。

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