マンションを売る方法と注意点、高く売却・早く売却するコツ

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2024.08.09

マンションを売る方法と注意点、高く売却・早く売却するコツ

マンション売る際の売却方法は2種類あり、組み合わせによって3通りの売り方があります。

この記事では、マンションを仲介で高く売るコツ早く売るコツ、費用やストレスをかけずに売るコツ、失敗しないコツ、知っておきたい注意点などについて解説をしていきます。

また、マンションを売るといっても売る人の置かれている状況やニーズは様々です。それぞれのニーズに合う売却方法・売り方、コツ、注意点もご紹介します。

この記事でわかること
  1. マンションの売却方法は仲介と買取
  2. 仲介は仲介手数料、直接買取なら不要
  3. マンションを高く売るための7のコツ
  4. マンションを早く売るための4のコツ
  5. 売却にかかる仲介手数料を減らすコツ

目次

マンション売却の方法は「仲介」と「買取」の2つ

まずは、マンションの売却方法・売り方の種類と違いから見ていきましょう。

マンションの売却方法には、主に「仲介」と「買取」の2種類があります。

マンション売却方法は仲介か買取

マンション売却方法の仲介と買取は、下記1~3の違いにより❶~❸の売り方に分けられます。

  1. マンション売却の依頼先
  2. マンションの買主
  3. マンションを売る際の仲介手数料

一覧表にしてみると下記の通りです。

1.依頼先2.買主3.手数料期間
❶仲介業者主に個人かかる長期
❷仲介業者買取業者かかる短期
❸買取業者買取業者かからない短期

マンションの売り方❶~❸それぞれの詳細を解説していきます。

依頼先「仲介業者」で買主「個人」

マンション売り方❶(仲介+個人)では、売主様は不動産仲介業者に売却の依頼をします。

不動産仲介業者は、広告やオープンルームなどの販売活動を行い、主に個人の買主を探します。

売主様は、売買契約成立時に仲介手数料がかかります。

マンション売却までの期間は、長期になります。

マンションの売却価格は、マンション売却相場になります。

この売り方❶(仲介+個人)がもっともスタンダードなマンション売却方法です。

マンション売却方法:依頼先は不動産仲介業者、買主は主に個人
売却方法(仲介+個人):買主個人、売却期間長期、手数料かかる

マンションを仲介で売却する際の期間や長期化しやすい物件などの詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却の期間、平均期間や長期化しやすい物件

依頼先「仲介業者」で買主「業者」

マンション売り方❷(仲介+業者)では、売主様は不動産仲介業者に売却の依頼をしてマンション買取業者を探してもらいます。

広告や購入検討者の内見などの販売活動は不要です。

売主様は、売買契約成立時に仲介手数料がかかります。

マンション売却までの期間は、短期になります。

マンションの売却価格は、マンション売却相場よりやや低いマンション買取相場になります。
マンション売却方法:依頼先は不動産仲介業者、買主様はマンション買取業者
売却方法(仲介+業者):買主業者、売却期間短期、手数料かかる

マンション買取業者に依頼=直接買取

マンション売り方❸(直接買取)では、売主様は不動産仲介業者を通さず直接マンション買取業者に買取の依頼をします。

マンション買取業者が自ら買い取るため、個人の買主を探す広告やオープンルームなどの販売活動は必要ありません。

仲介業者を間に入れず買取業者と直接売買契約をするため、売主様は仲介手数料がかかりません。

マンション売却までの期間は、短期になります。

マンションの売却価格は、❷と同様にマンション売却相場よりやや低いマンション買取相場になります。
マンション売却方法:依頼先はマンション買取業者、買主様もマンション買取業者
売却方法(直接買取):買主業者、売却期間短期、手数料かからない

関連記事:マンション買取業者のおすすめはどこ?注意点やデメリット、相場も解説

売り方❶(仲介)と❸(直接買取)の流れと期間

仲介と直接買取で、マンション売却までの流れと期間を比較してみましょう。

マンション売却の方法「仲介」と「買取」の流れと期間
仲介の流れと期間(長い)、直接買取の流れと期間(短い)

売り方❶仲介の流れは、査定、媒介契約、売却活動、売買契約、残金決済・鍵引渡となります。

売り方❸直接買取の流れは、査定、売買契約、残金決済・鍵引渡となります。

売り方❸直接買取は、売却活動が不要なため売却完了までの期間が短く、早期現金化が可能です。

売り方❷は仲介になりますが、売却までの流れは❸と同様の流れになります。

マンションを仲介で売る時の流れ、手続き、注意点の詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却の流れ、プロが教える手続きや注意点

マンションの売り方と失敗しないコツ・方法

売主様の代表的な売却ニーズとして、以下の4つが挙げられます。

マンションを売る時、失敗しないコツはニーズに合った売り方選びをすることです。

時間がかかっても高く売りたい

マンションの売り方、ニーズとして一番多いのが「高く売りたい」です。誰もが大切な資産を「高く売りたい」と希望します。

例)売主は複数所有するマンションのうち賃借人が退去した物件を売却予定。急いでおらず時間をかけて高値売却を希望している。

期限までに早く売りたい

マンションの売り方、ニーズとして多いのは「早く売りたい」です。買い替え、施設に入所など現金化の期限がある売主様は、「早く売りたい」と考えます。

例)マンションを売却して一戸建てに買い替え予定の売主。戸建ての支払いに売却代金を充当させるため、期限までに売却・現金化したい。

費用や手間・時間を抑えて売りたい

マンションの売り方、ニーズとして「費用や手間を抑えて売りたい」があります。遠方にお住いの売主様、忙しい売主様は、「費用や手間を抑えて売りたい」と考えます。

例)マンションを兄弟で相続した売主。高い売却価格よりもリフォームや荷物の片付けなどの手間や費用のかからない売却を希望している。

売却活動のストレスや売却後のクレーム無しで売りたい

マンションの売り方、ニーズとして「売却活動のストレスや売却後のクレーム無しで売りたい」があります。ご高齢の売主様や忙しい売主様は、「売却活動のストレスや売却後のクレーム無しで売りたい」と考えます。

例)老人ホームに入所予定の母親が住むマンションを売却する親族。母の年齢を考え、売却活動のストレスや売却後のクレームが無い売り方を希望している。

どのニーズの優先順位が高いのかによって、マンション売却方法❶❷❸のどの売り方を選べば良いかが決まります。

ご自身や家族がどの売り方、ニーズを優先するのか良く考えることから始めましょう!

失敗しないコツはニーズに合った売り方選び

マンション売却方法❶❷❸が、どのニーズと相性が良いのか一覧表にしました。

  • 売り方❶(仲介+個人)
  • 売り方❷(仲介+業者)
  • 売り方❸(直接買取)
売り方・売却ニーズ売り方❶売り方❷売り方❸
1.時間がかかっても高く
2.期限までに早く
3.費用や手間・時間を抑えて×
4.売却活動、売却後のクレーム無し×

マンション売り方❷❸で失敗しない方法

前述した通りマンション売却方法❷と❸は、❶と比べる売却価格が低くなります。

マンション買取業者に売却する❷と❸で失敗=損しないコツは、売主様と買取業者ともに仲介手数料がかからない売り方❸を選ぶことです。

マンション売り方❸なら売り方❷と比べ買取価格と手取り額のアップが期待できます。

❷のマンション買取価格が3000万円のケースで、❷と❸に生じる差を解説していきます。

【売り方❷の売却価格と手取り】

❷は売主様、買主ともに仲介手数料約100万円がかかり、売主様の手取り金額は2900万円になります。

マンション売却方法/依頼先が「仲介会社」で買主が「業者」の手取り
❷売主様は3000万円で売却/手取り2900万円

【売り方❸の売却価格と手取り】

一方❸の場合、売主様、買主ともに仲介手数料がかからないため、マンション買取業者の買取価格は3100万円にアップ、手取り金額も約200万円アップします。

マンション売却方法/依頼先が「買取業者」で買主が「業者」の手取り
❸売主様は3100万円で売却/手取り3100万円

❸の直接買取なら手取り金額アップの詳しくは、下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション買取の注意点

続いては、ご紹介した4つの代表的なニーズに対する売却のコツと注意点、失敗しないためのコツや方法をそれぞれ解説していきます。

東京テアトルは、中古マンションの高値買取に自信があります。

  1. ・最短5日、期限までに確実に現金化可能
  2. ・不要な家具はそのままで手軽に売却
  3. ・売却後のトラブルの心配ゼロ

マンションの買取なら東京テアトルまでご相談ください!

マンションを高く売るための注意点

中古マンションを失敗せず高く売るために知っておきたい注意点、ポイントについてご説明いたします。

マンション売却相場を査定前に確認

自分でマンション売却相場を調べるといっても限界があるので、最終的には不動産仲介業者に売却査定をしてもらいます。

ただ、マンション売却相場をある程度分かっていないと、提示された査定価格が高いか安いかの判断ができないということになります。

相場を知らずに、低い査定価格を納得してしまうという失敗をしないよう、自分である程度のマンション売却相場を調べてから、仲介業者の査定に臨みましょう!

相場を調べる方法としては、下記のような方法が考えられます。

  1. SUUMO等ポータルサイトで価格を調べる
  2. 投函されるチラシなどで販売価格を調べる
  3. マンションai査定で調べる
  4. 不動産一括査定で机上査定をして調べる

1.と2.は実際に売りに出されている販売価格を調べることで、概ねの相場価格を確認する方法です。

中古マンションの売り出し価格は、値引き交渉を織り込んだ、マンション売却相場より少し高い価格となっているケースが多いので、多少割り引いて考える必要があります。

3.の「マンションai査定」は、マンション名や専有面積、階数などを入力すると、マンション売却相場が算出されるサービスを利用する方法です。

マンションai査定は、実際の相場価格と乖離がでるケースもあるようです。あくまでも参考価格、目安としての利用がおすすめです。

4.の不動産一括査定を利用すれば、簡単に複数の不動産仲介業者へマンション査定依頼をすることができます。

一括査定サイトの机上査定であれば、仲介業者と会うことなく、気軽に所有するマンションの査定価格が分かります。

不動産一括査定の詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:不動産一括査定のデメリットと注意点

マンション査定の算出方法に注意

仲介業者は、当該マンションや周辺類似マンションの成約事例を参考にして査定額を算出します。

ポイントは、成約価格が売却理由や景気によって上下していることです。

「急いで期限までに売りたい」と考える人もいれば「ゆっくり時間をかけて売りたい」と考える人もいるように、売却完了までの期間に対する考え方は売却理由によって異なります。

成約価格は、売却の期間に対する考え方、姿勢によって下記のように上下します。

  • 急いで売ると安い成約価格
  • 時間をかければ高い成約価格

また、景気によって成約価格は下記のように上下します。

  • 景気が良ければ成約価格は上昇傾向
  • 景気が悪ければ成約価格は下落傾向

景気が悪い時期に、急いで売却しなければならなかった成約価格は、平均より大幅に安くなっている可能性があります。

このような安い成約価格に引っ張られ過ぎた査定価格となっていないかのチェックが必要です。複数の成約事例が査定価格の算出根拠となっているかマンション査定書を確認をしましょう。

マンション売却相場の幅に注意

マンション売却相場・売却価格が売却理由によって上下する具体的事例をご紹介します。

下記の表は、「レインズ」という不動産業者間の販売物件や成約事例などを共有するデータベースに登録されている、同じマンションの成約価格を新しい順に並べたものです。

■さいたま市、2009年築のマンション成約事例、成約価格の幅

成約2020/72020/62019/42018/3
特徴値引幅大200万事情あり割安売出価格強気販売長期8ヶ月
売出3780万2980万3880万3480万
販①3480万3680万3380万
販②3580万3180万
成約3280万2900万3500万3180万
階数5階3階2階2階
面積68.03㎡73.26㎡75.22㎡70.01㎡
面積20.58坪22.16坪22.75坪21.18坪
バルコニー西向き南向き南向き南向き
北角東角
単価159.4万130.8万153.8万150.2万

※単価は、成約価格を専有面積(坪)で割ったもので、1坪あたりの価格をあらわしています。

売出が最初の販売価格で、販①、販②と価格が値下げされた推移をあらわしています。

売出欄にしか記載がない物件は、最初の売り出し価格の間に成約したケースです。

特徴「事情あり割安」は、唯一成約価格が2000万円台と安く、坪単価も他の3物件より約15.4%安くなっています。

この売主様の売却理由は、戸建てへの買い替えです。

戸建ての代金の支払い期限が決まっているので、最初から割安な売出価格で販売を開始しています。「急いでいるので安く」のケースです。

売却の期限があるなど事情がある物件は、相場価格より割安に販売をすることがあります。事情有り物件の成約価格に引っ張られ過ぎた査定を鵜呑みにすると、安売り=損することになるのでご注意ください。

不動産仲介業者の選び方

マンションなど不動産を高く売るための近道は、適正な販売・広告活動を実施してくれ、営業力の高い営業マンがいる不動産仲介業者に売却を依頼することです。

不動産仲介業者選びで失敗しないよう、仲介件数・仲介手数料ランキング上位の大手不動産会社をご紹介します。

ランキング上位は、多くのお客様が不動産売却の際に利用した結果であり、利用者数の多さはユーザーからの評価・信頼が高い証です。

仲介ランキング店舗件数手数料
1.三井不動産リアルティ28638,50776,771
2.住友不動産販売26935,12262,358
3.東急リバブル19325,63557,899
4.野村不動産グループ949,32234,718
5.三井住友トラスト不動産727,20217,475
6.みずほ不動産販売503,60115,156
7.三菱UFJ不動産販売424,30714,738
8.オープンハウス527,23213,387
9.積水ハウスグループ1158,07811,144
10.東宝ハウスグループ196,10210,433
出所:不動産流通推進センター2022不動産業統計集3不動産流
適正な広告費をかけてくれない、営業マンの営業スキルが低いなどの仲介業者に売却を依頼すると高く売れる可能性が低くなってしまうので注意が必要です。

信頼のブランドで高値売却を期待できる大手不動産仲介のランキングや詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:不動産仲介ランキング!仲介各社の特長や選び方を一覧で紹介

マンションが高く売れるケース、売れないケース

中古マンションが、マンション売却相場より高く売れるケースとマンション売却相場より低い価格でしか売れないケースがあります。

マンションが高く売れるケース

マンションが高く売れるケースは以下の通りです。マンションが高く売れるケースを知って、高く売れる可能性を高めましょう。

  1. 担当営業マンの営業力や熱意が高い
  2. 仲介会社が広告費をたくさんかけてくれる
  3. 条件の似た物件が市場に少ないタイミング
  4. 不動産価格・マンション売却相場上昇局面
  5. 訳あって少し高くても欲しい買主がいる

5.の買主は、下記のような住み替え理由で「少し高くても欲しい=購入したい」と考えます。

  • 息子、娘など家族の住むマンション
  • 希望する学区内のマンション
  • エリアで1番人気のマンション
  • 駅1分など希少性の高いマンション

後ほど、ご所有のマンションが高く売れるケースになるための方法などをご紹介します。

マンションが高く売れないケース

マンションの売却価格がマンション売却相場より低くなってしまう可能性を高める主な要件は下記です。下記のような悪い要件が重なると失敗の確率が高くなってしまいます。

  1. 担当営業マンの営業力や熱意が低い
  2. 広告費用をかけない、囲い込みされる
  3. 競合となる条件の似た物件が市場に多い
  4. 不動産価格・マンション売却相場下落局面
  5. 駅から遠い、環境が悪い、築年数が古いなどのネックが2つ以上

3.~5.は意図しても避けられるものではありませんが、1.と2.は前述したように不動産仲介業者選びを失敗しなければ避けることが可能です。

マンションが高く売れるケース、売れないケースをご理解いただきた後は、マンションを高く売るためのコツをご紹介していきます。

マンションを高く売るためのコツ・方法

中古マンションを失敗せず高く売るための7つのコツ・方法は以下の通りです。

  1. 時間をかけて売る
  2. 適正な価格設定
  3. 内覧見学は可能な限り応じる
  4. 広告にたくさん室内写真を掲載
  5. 第一印象アップ
  6. 販売状況をこまめに確認
  7. マンション売却に精通した仲介を選ぶ

それぞれのコツについて、詳しく解説していきます。

時間をかけて売る

一番の高く売るコツは、時間をかけて売ることです。

前述した「高く売れないケース」の3.と5.にあたる、

  • 競合が多い
  • 駅から遠い、環境が悪い、築年数が古いなどのネックが2つ以上ある

というケースは、時間をかけて売ることである程度解決ができます。

時間をかけて物件を周知させ、より多くの購入検討者に内覧見学してもらうことで高く売れる可能性が高くなります。

マンションを高く売るための最大のコツは、売却期間に余裕を持って不動産仲介業者に売却活動を依頼をすることです。

マンション売却の理由によっては時間をかけられないこともあると思いますので、時間をかけて売る以外のコツもご紹介します。

適正な価格設定

マンションを高く売りたいからといって、相場価格を大きく上回る販売価格設定にすることはただ時間の無駄=失敗の原因になるためおすすめしません。

マンションが高く売れないケースの「4.不動産価格・マンション売却相場下落局面」では、特に適正な売り出し価格で販売開始することが必要です。そうすることで、時間の経過と共に値下がりしてしまう事態を防ぐことができます。

購入検討者もできる限り安く買いたいと考えて、当然相場を調べます。相場を大きく逸脱する販売価格設定の物件は、内覧見学対象に選ばれないので、販売機会をロスすることになります。

マンションを高く売るには、多くの購入検討者に部屋を見学内覧してもらう事が必要です。

機会ロスしたその購入検討者が、マンションが高く売れるケースの5でご紹介した「訳あって少し高くても欲しい買主」だったかもしれません。

内覧見学は可能な限り応じる

購入検討者の内覧見学は、週末に多くなります。たくさんの購入検討者に物件を見てもらうことが、高い価格で売れる可能性を高めます。できる限り予定を空けて内覧見学に対応しましょう。

複数の購入検討者に物件を欲しいと思ってもらえれば、値引き交渉なども拒絶しやすく契約金額を下げずに済みます。

広告にたくさん室内写真を掲載

一般的に購入検討者は、SUUMOなどの中古マンション売却情報サイトで売りに出ている物件を比較検討して、内覧見学する物件を決めます。

この時、サイトにアップされている室内の写真を見て物件の良し悪しを判断します。

写真の点数が少ないと、良し悪しの判断がつかないので、内覧見学をしたいという気持ちになってもらえません。

内覧見学の多いことが上手く売るコツなので、内覧見学が増えるよう写真を多く掲載してもらいましょう。

第一印象アップ

購入検討者は、サイトに掲載されるたくさんの物件から購入物件を選定することになるので、物件の第一印象が重要です。

広告に掲載する写真を撮る時は最大限の掃除と片付けをして、綺麗に片付いた状態の部屋の写真を掲載してもらいましょう!

販売状況をこまめに確認

専属専任や専任媒介契約を締結すると、不動産仲介業者は売主に下記のような頻度で業務報告をします。

  • 専属専任媒介:1週間に1回以上の業務報告
  • 専任媒介:2週間に1回以上の業務報告
  • 一般媒介契約:報告義務規定無し

上記業務報告以外にも、「どのような広告を予定しているか」「広告の反響はどうだったか」「内覧見学した購入検討者の物件に対する評価はどうだったか」など販売状況をこまめに確認することをおすすめします。

高く売れないケースの「2.仲介会社が広告費用をかけない」という事態を避け、ちゃんと広告と営業をしてもらえるという効果が見込めます。

営業マンが緊張感を持って販売活動に取り組んでくれるように、広告の実施状況や販売状況を確認しましょう。

マンション売却に精通した仲介を選ぶ

不動産仲介業者といっても、地主の土地や駐車場の管理や賃貸仲介がメインで売買仲介は不得意という会社もあります。このような不動産会社では精度の高いマンション・不動産査定は期待できません。

売買仲介がメインの仲介会社でも、マンションの売却依頼を受けることが極めて少なく、マンション売買のノウハウが少ないという会社もあります。

高く売れないケースの「1.担当営業マンの営業力や熱意が低い」ということにならないよう、マンション売却に精通した仲介を選ぶことが重要です。

前述した仲介ランキングの上位企業などから、マンション売買の実績が豊富で、担当してくれる営業マンの営業力や熱意が高い仲介会社を見つけましょう!

マンションを早く売るための注意点

中古マンションを失敗せずに早く売るために知っておきたい注意点、ポイントについてご説明いたします。

マンション購入検討者の心理

「早く売る」を失敗しないためには、購入検討者の心理を知ることが必要です。

中古マンションの購入検討者は、誰もが少しでも安く買いたいと思っています。最大の関心事、判断の材料は、販売価格です。

販売をしている物件は多数ありますので、マンション価格が同じであれば条件(駅距離、面積、築年数、方位、階数、環境など)のより良い物件を買いたいと考えます。

条件が同じであれば、リフォームなどが少なくて済みそうな内装や設備の状態の良い物件を買いたいと考えます。

マンション売却相場より割安

マンション売却相場を下回る販売価格に設定すれば早く売れる確率が高くなります。

当たり前過ぎるのでコツとは言えませんが、早く売るなら割安な販売価格設定です。割安度に比例して早く売れる確率が高くなります。

目次3の「マンション売却相場の幅に注意」で解説した通り、事情があり割安の物件はあっという間に早く売れています。

関連記事:マンション売却の期間、平均期間や長期化し易い物件

遠くの仲介業者に売却依頼をしない

目次3の「マンション売却相場の幅に注意」で解説した特徴「販売長期化8ヶ月」は、成約するまでに8ヶ月もの時間がかかっています。

「販売長期化8ヶ月」は、さいたま市の物件なのに何故か松戸市の不動産仲介業者が販売をしていました。

販売が長期化した原因として、遠くの仲介業者に売却を依頼していたことが考えられます。

周辺相場を熟知して、販売活動も効率的におこなえる、近くの不動産仲介業者に売却を依頼するのがおすすめです。

続いてマンションを早く売るためのコツ・方法をご紹介していきます。

マンションを早く売るためのコツ・方法

中古マンションを失敗しないで早く売るためのコツ・方法は、4つです。

内覧見学を増やす

マンションを早く売るためのコツ・方法は、売却物件情報をよりたくさんの購入検討者に周知し、内覧見学したいと思う購入検討者を増やすことです。

内覧見学をする購入検討者が多ければ多いほど、物件を気に入って購入したいと考える買主が早く現れる確率を高めます。

第一印象を良く

物件探しは、SUUMO、HOME’Sなどの不動産情報ポータルサイトを見るのが一般的です。

良い第一印象を与え物件に関心を持ってもらうには、「高く売るためのコツ」にも書きましたが、ポータルサイトに掲載する写真のクオリティーを上げて枚数を増やすことが必要です。

問い合わせ反響を増やすために、掲載する写真は上手に綺麗に撮ってもらいましょう!

住みながらマンションを売る場合の第一印象のアップ方法、内覧(内見)対応のコツなど、詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:住みながらでもマンション売却はできる?居住中売却の注意点

近隣への広告・周知

マンションンの近くに住む家族であれば、周辺環境、買い物、学区の学校などを良く分かっています。分かっているので、あれこれ調べたりする必要も無く、結論が早く出ます=早く売れます。

このような近くにいる購入検討者を集客する方法として「オープンルーム」があります。オープンルームは、チラシなどで告知して近隣住民に部屋を見てもらう販売方法です。

転校などが必要ない近所のマンションに引越したいと考えている、潜在的な購入検討者が近隣にいます。ニーズの強い購入検討者を集客するために、オープンルームの開催を不動産屋さんに要望するのもおすすめです。

弊社でもオープンルームによって、年間10件から15件の成約が出ています。

不動産会社の買取を依頼する

前述してきましたが、「早く売る」売り方として、買取業者に売却する方法があります。

仲介で売る場合、購入検討者(個人)を広告などで一から探すことになるので、どうしても時間がかかってしまいます。

購入希望者が現れても、契約日等条件調整、住宅ローン審査など時間がかかります。親の反対などがあってキャンセルということも考えられます。

不動産買取業者の買取であれば上記のような時間がかからず早く売却ができます。

弊社東京テアトルの直接買取の詳細は、下記関連記事でご確認ください。

関連記事:直接買取

マンション売却の費用・税金を抑えるコツ・方法

中古マンションを売る時の費用、税金を軽減するコツや方法をご紹介していきます。

マンション売却でかかる費用

不動産仲介業者の仲介で売る場合、必ず発生する費用は下記となります。

  • 仲介手数料
  • 印紙(売買契約書貼付用)

一般的な仲介手数料は、上限である売買代金の3%+6万円+消費税となります。

マンションを売る際にかかる仲介手数料などの費用の詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却にかかる費用まとめ。相場、手数料や税金など

不動産仲介業者の仲介で売る場合、室内の経年劣化状況、登記の状態によって発生する費用は下記となります。

  • リフォーム費用
  • ハウスクリーニング費用
  • 不用品処分費用
  • 引越(移設)費用
  • 登記費用(抵当権抹消、住所・氏名変更)

マンションを売る際のリフォーム費用や必要性などについての詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却にリフォームは必要?費用相場や注意点を解説

次項ではマンション売却にかかる仲介手数料が定額になるコツをご紹介します。

仲介手数料を減らすコツ

マンションを売却する時かかる費用のうち大きな比重を占める仲介手数料を減らすコツや方法をご紹介します。

大手の不動産仲介業者は、仲介手数料を上限である3%+6万円とする会社がほとんどです。

仲介手数料を減らすコツは、大手の仲介会社にこだわらないことです。大手仲介にこだわらなければ仲介手数料を減らすことが可能です。

【仲介手数料割引】

REDS(不動産流通システム)の仲介手数料は、売買価格に応じて1.65%+3.3万円~3.3%+3.3万円または無料となります。

適用要件はありますが、仲介手数料が半額から最大無料となり、とてもお得です!

仲介会社に大手のブランド、看板を求めないお客様(売主様)にとってはとても魅力的な仲介手数料です。

その他、仲介手数料が定額の仲介業者や仲介手数料がゼロの売却方法もあります。詳しくは、下記関連記事でご確認ください。

関連記事:マンション売却の仲介手数料の相場を解説。値引きはできる?

出費を減らすコツ

マンション売却にかかる出費を減らすコツは、前述してきたマンション買取業者の利用です。

マンションの売却の方法でご説明したマンション買取業者の買取であれば、どんなに部屋が汚くても、荷物が多くてもそのままの状態で売却することができます。

マンション買取なら売却前のリフォーム、ハウスクリーニング、不用品処分などが不要なので売却前の出費を減らせます。

関連記事:直接買取と仲介のメリットデメリット

税金を減らすコツ

自宅マンションを売却した時の税金を減らすコツは、適用要件を確認して、該当する場合は確定申告をすることです。

自宅マンション(居住用財産)を売却して利益が生じた場合、税法上の特例を適用することにより税額の減額や繰り延べができます。

主な特例には下記のようなものがあります。

  1. 3000万円の特別控除
  2. 軽減税率
  3. 自宅を買換えた場合の特例

特例には適用要件があります。自宅マンションを売却して売却益が生じたら適用要件をチェック、該当するなら忘れずに申告をしましょう。

マンションを売却して損失が生じた場合の特例、控除もあります。

マンションを売却した際の税金の特例などの詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却にかかる税金はいくら?種類と計算方法

マンション売却の手間・時間を抑えるコツ・方法

中古マンション売却にかかる手間や時間を減らす方法をご紹介していきます。

仲介で売却する際にかかる手間と時間

マンションを仲介で売却するにあたって、売主様側でかかる手間として「掃除や片付け」「内覧の立ち会い」などが挙げられます。

【掃除や荷物の片付け】

仲介会社の仲介でマンションを売るということは、チラシやSUUMO等の広告によって集客をして、多数の購入検討者に部屋を内覧見学してもらうなどの販売活動が必須です。

内覧見学するのは一般の個人(エンドユーザー)なので、第一印象を良くするために掃除や片づけなど部屋を綺麗にしておく必要があります。

【内覧見学の立ち会い】

住みながら仲介で売るのであれば、仲介会社が連れてくる購入検討者に部屋を内覧見学してもらう時、原則立ち会いが必要です。

内覧見学は、週末に集中します。せっかくの休日に外出することができず、部屋で待機をしなくてはなりません。

人との接触が増えることでコロナのリスクも高まります。

手間がかからない売却方法

前述したような手間をかけず、汚れたまま、荷物が散乱したままの部屋でも、仲介業者の仲介で売却することは可能です。

ただし、部屋の酷い汚れや大量の荷物が悪印象となり、売却に時間がかかる可能性が高まります。ゴミ屋敷のような大量の荷物の場合、時間をかけても売れないケースも考えられます。

このような汚れが酷い、荷物の多い部屋でも、掃除・片づけが不要、内覧見学の立ち会いも無しでマンションを短期間で売却する方法があります。

前項でも触れましたが、マンション買取業者の買取による売却です。マンション買取なら手間なく早期の売却が可能です。

マンション買取業者のおすすめや選び方などの詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション買取業者のおすすめはどこ?注意点やデメリット、相場も解説

マンション売却のストレスを減らすコツ・方法

中古マンションを仲介で売却する際の売却活動に伴うストレスを減らすコツ・方法をご紹介していきます。

売却活動中や売却後のストレス

ストレスの感じ方、感じどころは人それぞれです。仲介でマンションを売却する時のよくあるストレスや心配事とはどのようなものがあるのでしょう。

  1. 何故売る、いくらで売るなど近隣視線関心
  2. 購入検討者の内覧見学立ち会い待機と対応
  3. 常に綺麗に掃除や片づけなどが必要
  4. 期限があるのになかなか売れない
  5. 買主からの故障、不具合に対するクレーム
  6. 販売活動による人との接触、コロナの感染

売却のストレスが少ない売却方法

マンション買取による売却なら、前述した売却のストレスをほとんど感じることなく売却が可能です。

マンション買取による売却には、仲介と比べて下記のような違い、メリットがあります。これらの違い、メリットによりストレスを軽減させた売却が可能です。

  1. 広告不要、まわりに知られにくい
  2. 販売活動不要、購入検討者の立ち会い不要
  3. 掃除、荷物処分、リフォームの必要無し
  4. 現金買い取り、最短5日で現金化可能
  5. 契約不適合責任免責、クレームの心配不要
  6. 買取なら訪問査定1回、人との接触が少ない

マンション買取で売却がおすすめの方

マンション買取による売却は、ストレスが少ないことに加えて前述した通り手間や時間もかからない売却方法なので下記のようなケースで特におすすめです。

  • 高齢の親が住んでいる
  • 検討者の見学など不特定多数との接触は避けたい
  • 築年数古く、内装の汚れ、水回りに故障不具合
  • 期限までに現金化(買い替え、ローン返済など)
  • 周囲に知られず売却を希望(離婚、滞納など)
  • 相続マンション売却(物件遠方、家具荷物多い)
  • 売却後のクレーム避けたい
  • 契約不適合責任免責希望

コロナの時代、マンション買取による売却なら仲介のように内覧見学する多数の購入検討者との接触が無く安心です。

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マンションを売る方法と注意点、高く売却・早く売却するコツまとめ

マンションを売る方法と注意点、失敗しないコツについてご理解を頂けたでしょうか?

記事の要点を確認してみましょう!

マンションを高く売るコツはありますか?

一番の高く売るコツは、時間をかけて売ることです。売却期間に余裕を持って不動産会社(仲介会社)に売却を依頼することです。

その他に6つのマンションを高く売るコツがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

マンションを早く売るコツはありますか?

マンションを早く売るコツは、SUUMOなどの掲載写真のクオリティと枚数を上げることです。部屋の良さが伝われば、内覧見学をする購入検討者が増え、結果早く売れます。

もうひとつのコツは、オープンルームの開催です。なぜオープンルームが有効かなど詳しくはこちらをご覧ください。

マンション売却の費用を軽減するコツ、方法は?

マンションを売るのにかかる費用で一番大きいのは仲介手数料です。例えば3000万円のマンションを売ると105.6万円の仲介手数料がかかります。

この仲介手数料を減らす方法があります。詳しくはこちらをご覧ください。

マンションをストレスなく売却するコツ、方法は?

マンションを仲介で売る場合、人によって感じ方は異なりますが、下記のようなストレスがあります。ストレスなく売却する方法はこちらをご覧ください。

  • 購入検討者の見学立ち会い待機、対応ストレス
  • 購入検討者の見学など人との接触ストレス(コロナの心配)
  • 掃除や片づけなど綺麗にしていなければならないストレス
  • なかなか売れないストレス

自宅マンション売却の税金を軽減するコツ、方法は?

マンションを売却して利益が生じた場合、税金がかかります。この譲渡所得にかかる税金は、所得税と住民税です。

自宅マンションを売却する時の税金を軽減するコツ、方法は3つあります。詳しくはこちらをご覧ください。

マンション売却を失敗しないポイントやコツはいろいろ

マンションの売買を年間400件超おこなっている実績と経験をもとに、マンション売却の失敗しないコツや注意点などを解説してきました。

一般の売主様にとっては、一生に一度か二度のマンション売却です。

どんなに注意すべきポイントやコツを調べても、勉強をしても、プロである不動産会社にはかないません。

大事なことは、信頼できる、納得できる不動産会社をいかに見つけるかです

信頼できる不動産会社、東京テアトルのご紹介

マンション売却相談センターを運営する東京テアトル株式会社は、創業76年、東証に上場する安心と信頼の不動産会社です。

安心と信頼に加えて、下記のような”強み”を持っています。

マンション売却で失敗しないコツまとめ、信頼できる不動産会社、東京テアトルのご紹介

弊社東京テアトルは、築古のファミリータイプのマンション買い取りに強みを持ちます。

投資用のワンルームやオーナーチェンジ物件を業者買取で売りたい場合は、下記関連記事をご覧ください。

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映画と中古マンションが好きな相談員がご相談を承ります。

マンション売却で失敗しないコツまとめ、信頼できる不動産会社、東京テアトルのご紹介

マンションの売却をご検討であれば、どんな些細なご相談でもお気軽にお問い合わせいただけることを心よりお待ちしております。

東京テアトル【マンション売却相談センター】

0120-900-881

この記事の著者

著者

[著者]

今井 俊輔【不動産鑑定士宅地建物取引士

2006年東京テアトル株式会社に入社。不動産鑑定により培った「理論」と不動産取引実務の「経験」に基づき、一棟オフィスビルをはじめ多岐にわたる不動産物件の売買に携わる。現在は管理職として区分所有マンション買取若手社員の育成にも力を注ぐ。

 マンションのご売却は大きなイベントです。わからないことだらけで不安とご心配の皆様のお役に立てるよう、業務で身に着けた知識と経験を活かし、丁寧にお話をお伺いいたします。何なりとご相談ください。
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