マンション一括査定のデメリット、一括査定やってみた

カテゴリ:マンション売却査定
投稿日:2021.10.10

マンション一括査定のデメリット、一括査定やってみた

不動産一括査定サイトで、マンション一括査定をする際の注意すべきポイント、デメリットなどについて解説をしていきます。

一括査定を検討した時、皆さんが考える下記のような疑問点についても分かり易く解説しましす。

  • 不動産一括査定サイトはどんな仕組み?
  • 一括査定のメリット・デメリットは?
  • 一括査定の査定価格で必ず売れるの?

記事後半では一括査定やってみた結果、下記のような内容を公開しています。

  • 一括査定サイトの査定価格、価格差600万円
  • 一括査定サイト提携仲介業者の査定依頼に対する対応の優劣
  • 査定書、査定報告書の内容(根拠や分かり易さ)の評価

詳細は後述していきますが、多くの一括査定サイトのデメリットは、下記の3点です。

  1. マンション仲介上位4社がほぼ査定しない
  2. 物件に合った不動産仲介会社を選べない
  3. 根拠ない高値査定を誘発して時間を浪費

詳細は後述していきますが、一括査定を検討するうえで重要なポイントは下記の3点です。

1.一括査定サイトは、マッチングのみで査定価格に責任を持ちません。

2.マンション売買の実績は大手4社が圧倒的です。当然、査定や物件調査の経験、経験にもとづく正確性・信頼性は大手4社に敵いません。

3.一般的な査定は、不動産仲介会社(仲介業者)が「仲介で売却できるかもしれない価格」を算出することです。不動産仲介会社は、査定価格で売れることを保証しません。

それでは詳細を説明していきます。

一括査定サイトとは

マンションなどの不動産を売却しようと考えた時、いくら位で売れるか不動産仲介会社(仲介業者)に査定をしてもらいます。不動産仲介会社をネットなどで調べて、個別に不動産仲介会社に査定依頼をします。

一般の方は、不動産仲介会社(仲介業者)に対して少し怖い、悪徳、敷居が高い、などマイナスイメージをお持ちの方も多いのではと思います。そんな怖い不動産屋に何社も査定の依頼をするのは何か嫌だ!と感じてる方にとって、一括査定サイトは便利なサイトです。

そんな一括査定サイトの詳細について解説をしていきます。

不動産一括査定サイトはマッチングサイト

不動産一括査定サイトとは、査定してもらいたいマンションなどの不動産の物件情報と氏名、連絡先などの個人情報を入力すると、一度の入力でまとめて複数の不動産仲介会社(仲介業者)に査定を依頼できるサイトのことです。

一括査定サイトは、下記のような図式で中古マンションなどの中古不動産売却希望者と不動産仲介会社(仲介業者)をマッチングするマッチングサイトです。
一括査定サイトはマッチングサイト

不動産一括査定サイトのメリット

一括査定サイト以前は、不動産仲介会社(仲介業者)1社1社に査定依頼をする必要がありました。

マッチングサイトである一括査定を使えば、一度の入力で複数の不動産仲介会社(仲介業者)に査定依頼をすることが可能です。

不動産仲介会社(仲介業者)を調べたり、複数社に個別に査定依頼をするのが面倒な方にはお薦めです。

広義に考えるとマッチングサイトには、中古車の買い取り、引越し業者探し、婚活、副業紹介、アルバイト紹介などたくさんありますよね。ネットの世界によくありがちですが、競争が激化するとサービスの安全性や信頼性が蔑ろになりかねないということがあります。それぞれのサービスの質をよく見極めて利用することが必要です。

次項では、不動産一括査定サイトでマンションの売却査定をするデメリットについて解説をしていきます。

マンション一括査定のデメリットの前に

ネットを検索すると一括査定のデメリットとして「ひっきりなしに電話がかかってくる」とあります。電話に出なければ良いだけで、デメリットでもなんでもないと思います。

不動産一括査定でマンション査定をする場合、弊社の考える本当のデメリットをご説明します。デメリットの説明の前にマンション仲介の強い仲介業者はどこかか確認をしていきます。

マンション仲介の上位4社

弊社が東日本レインズに登録されている販売中マンション6968件のデータを収集して、独自に集計した「マンション媒介契約数ランキング東京23区」をご紹介します。(媒介契約は、売却活動の依頼内容と報酬金額(手数料)を売主と仲介業者の間で決める契約です)

東京23区のマンション媒介契約数上位4社は、三井不動産リアリティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産ソリューションズです。

【マンション媒介契約数ランキング東京23区】

ランキング不動産仲介会社媒介数シェア店舗数従業員
三井不動産リアリティ88712.72815391
住友不動産販売84112.12563642
東急リバブル6208.92033580
野村不動産ソリューションズ5738.2861779
大京穴吹不動産3475.0751260
大成有楽不動産販売2042.937580
7オークラヤ住宅1682.416466
8三菱地所ハウスネット1211.735507
9長谷工リアルエステート961.441453
10住友林業ホームサービス921.353489
出所:東日本レインズの東京23区マンション在庫(9月17日時点、30㎡未満・オーナーチェンジ・売主除く6968件)を弊社が集計・分析

マンション仲介の上位4社の強み

媒介契約数=売り物件数です。売り物件数が多い上位4社は、下記のような強みを持っていると弊社は考えます。

1.売り物件数が多いのは、上位4社がたくさんの査定依頼を受けている証であり、営業担当者の査定経験が豊富で査定スキルが高く、査定価格が正確な確率が高い。

2.売り物件が多いと、実際のマンションの売買に関わることが多くなり、地域のマンション相場や相場の動きにも精通するので、相場の動きを勘案した、適正な査定価格を算出できる確率が高い。

3.売り物件数が多いと買いたいお客様をたくさん集客できるので、売却依頼した物件が早く高く売れる確率が高い。

4.マンションの取り扱いが多いので、営業マンのマンション売買の経験、実績が豊富で安心感が高い。

年間400件近いマンションの売買をしていると、上位4社との取り引きも多数あります。日頃の上位4社との取り引きで感じる上記以外のメリット、強みは下記の通りです。

  • 研修やOJTなどで営業マンの知識が豊富、物件調査のスキルが高い
  • 社内チェック体制が整っているので重要事項説明書や売買契約書の作成が正確
  • 営業店舗が多く点在していて物件にも近いので、多くの営業活動が期待できる
  • 売り物件数の多さに加えて、ブランドの安心・信用の訴求により集客力が高い

マンション媒介契約数が少なく、査定経験や売買経験の少ない不動産仲介会社と比較した時、マンション仲介上位4社の優位は明らかです。

お金を払って外食するなら、場数を踏んで多くの料理経験があり、多くの食材を理解しているシェフがいるレストランで食事をしたいですよね。

マンション一括査定のデメリット、上位4社でない

マンション仲介上位4社に依頼できないデメリット

前述しましたが、不動産一括査定サイトでマンション査定をするデメリットは、不動産一括査定サイトによっては、マンション仲介に強みを持つ上位4社に査定依頼が出来ないことです。

前述した、1~4の強みを持つマンション仲介上位4社に査定依頼が出来ないことが、最大のデメリットです。ベンチマークとなる上位4社に査定依頼が出来ない一括査定サイトをどのように評価されますか?

マンション仲介上4社が査定しないのは、大切な人の贈り物だから実績や信頼性の高いお店で買いたいのに、伊勢丹、高島屋、三越、大丸を外しているようなものです。

一括査定サイトによっては、ほとんどマンションの媒介契約を持っていないような不動産仲介会社(仲介業者)にも査定依頼をすることになります。このような不動産仲介会社に査定依頼をしてメリットを感じられますか?(紹介料が支払われる一括査定運営会社のメリットです)

仲介業者の「マンションの売却が得意」は、裏付けのない自称のみのケースが多いことを心に留めておきましょう!

高価格帯物件によりデメリット

下記の通り上位4社は、ブランド力を活かして高価格帯の物件の媒介契約数を多く獲得しています。高価格帯の査定経験、販売ノウハウ、販売実績、購入検討客リスト、どれをとっても上位4社へ依頼する方がメリットがあると弊社は考えます。

ブランド力を活かして高価格帯物件の取り扱いに強みを持つ上位4社に査定依頼を出来ない一括査定サイトは、高価格帯物件の売主さんにとってはデメリットが大きいと言えます。

一括査定サイトを利用する際は、高価格帯に強みを持つマンション仲介上位4社に査定依頼が出来るのか?マンション仲介上位4社が提携会社に入っているか?などを確認して利用されることをおすすめします。

【仲介上位4社は高価格帯物件に強み】

1千未満1~2.5千2.5~5千5~7.5千7.5~1億1~1.5億1.5億~
三井0452812371469583
住友1553062491276538
東急1332401581054538
野村0101441771098449
大京1321589336189
大成0694573584
オークラヤ0537826911
三菱02304326128
長谷工0545331120
住林01330341032
出所:東日本レインズの東京23区マンション在庫(9月17日時点、30㎡未満・オーナーチェンジ・売主除く6968件)を弊社が集計・分析

一括査定サイト、上位4社の確率

不動産一括査定サイトのマンション査定の依頼先が、どのような不動産仲介会社なのか調べてみました。

7つの一括査定サイトを調べてみましたが、7つのうちマンション仲介上位4社に査定依頼できるサイトは1つだけでした。それも上位4社中1社だけに依頼が出来るだけで、他の上位3社には依頼が出来ませんでした。

査定依頼先上位4社5位~10位11位以下
一括査定A6社0社4社2社
一括査定B3社0社2社1社
一括査定C8社1社2社5社
一括査定D3社0社1社2社
一括査定E39社0社3社36社
一括査定F6社0社2社4社
一括査定G6社0社1社5社
出所:10月5日弊社が一括査定サイトを使って調査、集計

前述しましたが、ベンチマークとなるマンション仲介上位4社に査定依頼が出来ないことが、不動産一括査定サイトのデメリットと弊社は考えます。

マンション一括査定のデメリット、業者を選べない

査定、販売、宣伝は、近くて実績の豊富な業者に依頼が合理的

詳細はこの後ご説明しますが、適正な査定価格や理由のある高値査定、機会ロスの無い販売活動や効果的な宣伝は、物件の近くの不動産仲介会社に依頼するのが合理的です。

物件に近い、街を知っていることは、様々なアドバンテージをもたらします。アドバンテージの詳細をご説明致します。

物件に近い店舗の不動産仲介会社にメリット

マンションなどの不動産の査定は、査定依頼をする物件のより近くに店舗を構える不動産仲介会社を選ぶことが重要と弊社では考えます。

物件の近くに店舗がある不動産仲介会社を選ぶことが重要な理由は下記の通りです。

  • 物件周辺の不動産相場やその動きに詳しいので適正な査定が期待できる
  • 生活利便施設、商業施設、学校、嫌悪施設などに詳しいので適正な査定が期待できる
  • 人気アドレス、人気学区等地域の強いニーズを熟知、該当物件は高値査定が期待できる

物件の近くに店舗がある不動産仲介会社であれば、売却を依頼した時、下記のようなメリットが期待できます。

  • 物件見学希望のお客様の案内が即可能など機会ロスの少ない販売活動を期待できる
  • 同じ地域を検討する過去客リストを有するので早期売却の可能性が期待できる
  • チラシの配布や店頭など購入確率の高い近隣居住者へ効果的な宣伝が期待できる

物件から遠い店舗の不動産仲介会社のデメリット

「逆もまた真なり」です。

物件から遠い店舗の不動産仲介会社を選んでしまうと、ゼロになるわけではありませんが、上記の適正・高値査定や販売・宣伝活動が期待し難くなります。

不動産一括査定のデメリットは、サイト側が不動産仲介会社を選択しておすすめする仕様になっているので、気がつかないうちに物件から遠い不動産仲介会社を選んでしまっていることです。物件から遠い不動産仲介会社が一番高い査定を意図的に出してきて、その仲介業者に売却を依頼することになってしまうと・・・・です。

マンション仲介上位4社は、前述したように店舗数も多いので、物件から近い店舗を選ぶ方が査定、売却でメリットがあるという弊社のロジック的にもおすすめの不動産仲介会社(仲介業者)と言えます。

一括査定サイトは、マンション買取業者を選び難い

マンションの売却方法には仲介と買取がありますが、買取で売却希望の売主さんにとっては、一括査定サイトはやや不向きと言えます。

不向きは、下記のような理由によるものです。

  • 不動産一括査定サイトと提携している(査定をする)不動産会社は、大部分が仲介業者
  • マンション買取専業の不動産会社のほとんどは、一括査定サイトと提携していない
  • 一般の方は、仲介業者と買取業者が見分け難い(自称「買取します」が多い)
  • 仲介業者にマンション買取業者探しを依頼すると仲介手数料がかかる
売主様が仲介業者に依頼すると手数料は必要
売主様が仲介業者に依頼すると手数料は必要
売主様が仲介業者に依頼しないと手数料は不要
売主様が仲介業者に依頼しないと手数料は不要

仲介、買取には、それぞれメリット、デメリットがあります。メリット、デメリットを理解したうえ、ご自身のニーズ、売却理由などに合った売却方法を選択することが重要です。

マンション買取業者の選び方、仲介と買取の違い、メリット・デメリットは下記関連記事でご確認ください。

関連記事:マンション買取業者のおすすめはどこ?種類や選び方

マンション一括査定のデメリット、高値査定競争

ここからは、データがあるわけではないので、やや主観的な話しになります。

前述したように一括査定サイトは、複数の不動産仲介会社に一括で査定依頼をできるサイトです。一括査定サイトが査定をするわけではなく、不動産仲介会社と売主さんマッチングしているだけです。

前述しましたが、一括査定サイトも不動産仲介会社も、誰も査定価格での売却を保証してはくれません。査定価格が売却価格ではありませんし、査定価格で売却できなくても誰も困りません。

売れなくて困るのは査定を信頼して売却を依頼した売主さんだけです。

売却の依頼を受けるため高値査定

不動産仲介会社は、下記理由で「売却の依頼=媒介契約」を獲得するために必死です。

  • 一括査定サイトに紹介料を支払いコストがかかっている
  • 売却の依頼=媒介契約を獲得しないと仲介手数料が受領出来ない

売主さんの歓心を買って売却の依頼を受けたいがために、根拠が乏しい高値査定をする仲介業者もいるようです。

「査定が○○○万円高かった」という広告がありますが、媒介契約を獲得するために意図的に高くしている高値査定かもしれません。

一括査定が根拠なき高値査定を誘発

前述したような理由で仲介業者は、売却の依頼獲得に必死です。

一括査定サイト経由の査定依頼は、3社から8社程度の仲介業者が比較検討されているのが前提なので、どうしても根拠なき高値査定を誘発し易くなります。

不動産一括査定サイトそのもののデメリットではありませんが、誘発しているという意味では、一括査定サイトのもたらすデメリットと言えます。

根拠の乏しい高値査定は時間を浪費

元不動産仲介会社勤務だった弊社の営業マンが言っています。

一括査定サイトから依頼のあった売主さんに根拠ある適正な査定価格を持参すると、必ず「御社の査定価格が一番低いね」と言われるそうです。

営業マンは、売却依頼=媒介契約の獲得という成果を求められるので、仕方なく根拠の乏しい査定価格を出すこともあったようです。

結局、高値査定で売れなければ、一定期間販売活動をした後、売主さんに販売価格を下げるよう交渉していたようです。

時間と手間をかけてでも高値の可能性を追求したい売主さんは別ですが、普通に売りたい売主さんにとっては時間の浪費です。

部屋は現状のまま、早期・確実な売却をご希望であれば、不動産買取という売却方法もあります。詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション買取業者のおすすめはどこ?種類や選び方

一括査定サイトの査定や査定価格

売却査定をする不動産会社

マンションなど不動産の売却査定をする不動産会社は、不動産仲介会社(仲介業者)になります。

不動産仲介会社(仲介業者)は、下記のような「仲介」を主な業務としています。

  • 主に個人の買主を探す為の広告や集客・販売活動(チラシ、SUUMO、物件案内等)
  • 買主が見つかると売主と買主の間に立って売却価格など契約条件交渉
  • 重要事項説明書や契約書の作成
  • 売買契約から代金決済や物件引渡しまでの事務手続き

不動産仲介会社(仲介業者)は、売主と買主の間に立って契約を取りまとめます。売買契約が成立すると媒介契約に基づいて「仲介手数料」を受領します。

マンションなど不動産の査定

不動産査定には、下記の二つの査定があります。

  • 不動産仲介会社の仲介で売却する査定
  • 不動産買取業者の買取で売却する査定

不動産仲介会社の仲介は、物件の販売活動をして主に個人の買主を探します。

不動産買取業者の買取は、買取業者が自ら物件を購入します。

不動産一括査定サイトの多くは、不動産仲介会社の仲介で売却する場合の査定となります。

前述したように不動産仲介会社の査定は、必ず売れる価格ではなく「売却出来るであろう」です。不動産仲介会社は、査定価格で売れることを保証してくれませんし、査定価格で売れなくても不動産仲介会社に不利益は何も生じません。

時間と手間をかけ市場価格で売却するなら仲介の査定、早期・確実の売却をご希望であれば買取の査定のできる不動産会社を選ぶことが必要です。

関連記事:仲介業者の査定と買取業者の査定の違い

マンション一括査定をやってみたら600万円の差

一括査定サイトで机上査定(簡易査定)した結果

一括査定サイトから査定依頼をした14社うち、査定報告書などをお送り頂いた7社の机上査定の結果です。

査定価格は、最低が2,980万円、最高が3,580万円となりました。(価格差600万円)

売り出し価格は、最低が3,180万円、最高が3,580万円となりました。(価格差400万円)

全ての会社にはありませんでしたが、事例価格、事例査定は3社とも3,100万円台の金額となっています。

仲介会社査定価格売り出し価格事例価格・査定
S不動産販売3,000~3,200万円3,480万円3,162万円
T社2,986万円3,180~3,480万円 
Sサービス3,310万円3,280~3,480万円 
Aリビング3,150~3,250万円3,280~3,380万円3,134万円
K工務店2,980~3,380万円 3,171万円
T不動産販売3,000~3,300万円  
A住宅3,380~3,580万円3,380~3,580万円 

4つの一括査定、合計14の仲介業者に査定依頼

一括査定サイトA(不動産会社系)

大手仲介3社に一括でマンション売却査定を依頼してみました。

①M不動産
②S不動産販売(郵送)
③T社(郵送)

一括査定サイトB(IT系)

大手仲介、銀行系、地元中堅、FC系に一括でマンション売却査定を依頼してみました。

④T不動産販売(メール)
⑤Sサービス(郵送)
⑥M不動産販売
⑦Tハウス
⑧Eハウジング

一括査定サイトC(大手ポータル系)

マンション専門仲介、中堅仲介、地元中小仲介会社に一括でマンション売却査定を依頼してみました。

⑨Aリビング(郵送)
⑩O屋
⑪M不動産
⑫O住宅

一括査定サイトD(IT系)

中堅仲介、地元中小仲介会社に一括でマンション売却査定を依頼してみました。

⑬A住宅(メール)
⑭K工務店(郵送)

査定依頼に対する仲介業者の対応

一括査定を依頼した14社中12社から営業のメールがありました。

全てを計測できていませんが、おそらく全ての会社から営業の電話がありました。

営業のメールや電話は、淡白に1回だけの会社、熱心に複数回の会社と対応は様々でした。

営業メールや電話の内容は、「直接お話しをお聞きして詳細を知りたい」「部屋を訪問した方が精度の高い査定が出来るので是非訪問査定したい」「どんな理由でいつ売るのか聞かせて欲しい」のような確認、問い合わせがほとんどでした。

概ね4日~7日後に郵送で「査定報告(机上査定)」が5社から届き、メールやメール添付で2社から「査定報告(机上査定)」が届きました。

机上査定による査定価格と査定内容詳細

■郵送されてきた査定報告書等(5社)

②S不動産販売(全国展開の大手)

簡易査定書は、周辺相場や近隣の取引事例を参考に算出。

売り出し価格:3480万円

上限価格:3200万円

査定価格:3000万円~3200万円(1~3ヶ月で成約するであろう価格)

自社の簡易査定書以外に、東京カンテイの「マンション査定システム」を利用した「不動産価格査定報告書」による査定価格が添付されていた。

査定価格:3162万円

③T社(全国展開の大手)

レインズの売り出し、成約事例から査定価格を算出している査定書。

査定価格:2986万円

売出推奨価格帯:3180万円~3480万円

⑤Sサービス(ハウスメーカー系)

「不動産価格査定報告書」は、レインズ成約事例、東京カンテイ資料等を使った自社査定の体裁。

査定価格:3310万円

売り出し価格:3280万円~3480万円

⑨Aリビング(首都圏に10店舗強の中堅)

周辺事例等をもとにコンピューターが算出した査定値との記載+レインズの成約事例が添付。

査定算出額:3150万円~3250万円(事例机上査定:3134万円)

売出ご提案額:3280万円~3380万円

⑭K工務店(地元老舗不動産会社)

査定金額算出は、不動産営業サポート会社の「事例閲覧・価格査定・物件情報収集システム」を利用の記載。

周辺事例価格:3171万円

査定価格:2980万円~3380万円

■メールで送られてきた机上査定報告

④T不動産販売(ゼネコン系)

机上査定額:3000万円~3300万円

⑬A住宅(全国10店舗、創業45年超)

独自のシステムデータであくまで標準的な価格査定との記載。

査定算出額:3380万円~3580万円

売出ご提案額:3380万円~3580万円

4つの一括査定、査定価格の高低の差

一括査定サイトからの机上査定の回答は下記の通りです。

  • 不動産会社系Aサイト:2社から郵送で査定書、査定価格
  • IT系Bサイト:2社から郵送とメールで査定書、査定価格
  • 大手ポータル系Cサイト:1社から郵送で査定書、査定価格
  • IT系Dサイト:2社から郵送とメールで査定書、査定価格

各社の机上査定価格や売出価格の高低幅は下記の通りです。

自社独自のデータベースや査定マニュアルをもとに金額を算出している会社、不動産情報提供会社の査定システムを利用して金額を出している会社など査定方法は様々のようです。

【机上査定価格の幅】

査定価格:2980万円~3580万円

売出価格:3180万円~3580万円

仲介業者の思惑により上記のような幅が出ます。高い査定価格だからいって必ずしも高く売れるわけではないので注意が必要です。

査定価格を意図的に高くした業者は売れなくても何のペナルティもありません、時間の経過を待って「価格を下げましょう」と営業をかけて売れる価格に売主を誘導します。

デメリットの少ない不動産一括査定サイト

不動産一括査定をやってみた結果と評価

前述した通り4つの一括査定サイト経由で合計14社に一括査定を依頼をしてみたところ、半分の7社から郵送かメールで机上査定の査定書を送っていただきました。

受取った査定書、査定価格の評価が高かったのは、「すまいValue」経由で依頼した仲介業者からのものでした。

内容的にボリュームがあり、査定根拠も分かり易く、価格の精度も高そうな印象を受けた査定書でした。

デメリットの少ない一括査定サイト

前述してきたマンション仲介上位4社を含めた大手の運営する「すまいValue」が、デメリットの少ない弊社おすすめ一括査定サイトです。

【すまいValue】運営会社

設立資本金店舗数特長・ブランド
三井不動産リアリティS44200281三井のリハウス
住友不動産販売S5029.7256ステップ
東急リバブルS4713.9203東急沿線に強み
野村不動産ソリューションズH121086野村の仲介+
三菱地所ハウスネットS59135旧藤和不マンションに強み
小田急不動産S3921.417小田急沿線に強み
資本金:単位億円、店舗数:出所各社ホームページ等(2021年10月)
選択される仲介業者により査定スキルなどにバラつきが出る可能性がある他の一括査定サイトより、一定水準以上の査定スキルを有する大手の一括査定サイト「すまいValue」は、安心感、信頼感が高くおすすめです。大手4社なら店舗数も多いので、物件に近い店舗を選び易く、前述してきた査定や販売上のメリットも期待できます。

マンション一括査定のデメリット、一括査定やってみたまとめ

マンションを一括査定のデメリットは?

マンションを一括査定のデメリットは、下記3点です。

  1. マンション仲介上位4社がほぼ査定しない
  2. 物件に合った不動産仲介会社を選べない
  3. 根拠ない高値査定を誘発して時間を浪費

詳しくはこちらをご覧ください。

一括査定サイトとは?

不動産一括査定サイトは、中古マンションなどの中古不動産売却希望者と不動産仲介会社(仲介業者)をマッチングするマッチングサイトです。

詳しくはこちらをご覧ください。

不動産一括査定サイトの査定や査定価格とは?

多くの一括査定サイトは、不動産仲介会社(仲介業者)の「仲介」で売却する場合の査定になります。不動産仲介会社の査定価格は、査定価格で売れることを保証するものではありません。

詳しくはこちらをご覧ください。

マンション一括査定をやってみた結果公開、査定価格差は600万円

4つの一括査定サイトを使って、14の仲介業者にマンションの机上査定を依頼してみました。

査定価格の最低と最高の価格差は600万円、査定依頼に対する仲介業者の対応の優劣、査定書・査定報告書の内容の優劣などもレポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。


森田学(執筆
森田 学【宅地建物取引士】

1999年東京テアトル株式会社に入社。「テアトルタイムズスクエア」などの映画館の運営スタッフ業務、ラグジュアリーホテル「ホテル西洋銀座」ドアマン業務を経て2008年不動産関連部署に異動、区分所有マンションの売買を担当し現在に至る。

 マンションのご売却はご不明な点も多く、不安をお感じの方も大勢いらっしゃるかと存じます。
 マンション専門に年間200件以上、取引築年数平均が30.8年と築古物件が得意な弊社が独自メソッドによる査定で高値買取致します。円滑で安心なお取引の一助となれば幸いです。

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