古いマンションは売れない?古いマンションはどうなる?疑問を解消

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2024.02.01

古いマンションは売れない?古いマンションどうなる?疑問を解消

さまざまな事情により、「所有しているマンションを売却したい」と考える方は多くいます。

しかし、築年数が経っており古いマンションを売却するとなると、

「古いマンションは売れない?」

「もし売れないとどうなる?」

といった不安を抱えてしまうかもしれません。

中古マンションは、築年数が古くなるにつれて売却し難くなります。

従って古いマンションは、一刻も早い売却がおすすめです。

この記事では、古いマンションの売却相場や売却する際の注意点などを解説します。

東京テアトルは、中古マンションの高値買取に自信があります。

  1. ・最短5日、期限までに確実に現金化可能
  2. ・不要な家具はそのままで手軽に売却
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マンションの買取なら東京テアトルまでご相談ください!

この記事でわかること
  1. 「古いマンションは売れない」は間違い
  2. 近年のマンション市場では、古いマンションでも売れている
  3. 売れない古いマンションには、ローンが通りにくい・修繕積立金が高い・リフォームが必要などの原因がある
  4. 古いマンションは「買取」でお得に売却が可能
  5. 古いマンションは買取・再販をすることで流通性が上がり、空き家が減少

目次

古いマンションとは?

築○○年からが古いマンションという定義はありませんが、築何年が古いマンションとされるのかを中古マンション市場での成約価格から考察していきます。

下記は、中古マンションの築年帯別平均成約価格です。

古いマンションほど平均成約価格が低くなるのがお分かりいただけると思います。

【築年帯別成約価格/減価率と下落幅】

築年数価格減価率下落幅
0~5年6,638100.0%
6~10年6,19393.2%↓6.8%
11~15年5,54383.5%↓9.7%
16~20年5,25079.0%↓4.5%
21~25年4,29064.6%↓14.4%
26~30年2,83242.6%↓22.0%
31年~2,19333.0%↓9.6%
出所:REINS TOPIC/価格:万円

古いマンションは築20年超

弊社「東京テアトル」が考える古いマンションとは、下落幅が↓14.4%と大きくなる築21年~25年以上のマンションです。

居住者の使い方にもよりますが、築21年以上になると内装や水回りに故障・不具合が増え、見た目も使用感が強くなるために売れ難くなり、結果として下落幅が大きくなります。

売りにくくなり価格の下落幅が大きくなったことが、古いマンションの証と言えます。

築21年~25年のマンションの成約価格は、4290万円です。築0~5年の築浅マンションと比較すると▲35.4%も低い成約価格です。

古いマンションは築25年超

先ほどの表を見ると、内装や水回りなどが使用に耐える年数を超え大規模なリフォームが必要となる築25年を超えたあたりで更に下落幅が↓22.0%と大きくなり、成約価格は築浅の30%~40%程度まで減価します。

成約価格が築浅の30~40%程度まで減価した築25年超のマンションは、完璧に古いマンションと言えます。

築26年~30年のマンションの成約価格は、2832万円です。築0~5年の築浅マンションと比較すると▲57.3%も低い成約価格です。

古いマンションは耐震性が不十分

古いマンションの定義は耐震性で考えることもできます。

昭和56年以前に建築された建物は、建築基準法に定める耐震基準が強化される前の、いわゆる「旧耐震基準」によって建築され、耐震性が不十分なものが多く存在します。

住宅・建築物の耐震化について

引用にあるように昭和56年(1981年)以前の建物には、いわゆる「旧耐震基準」で建築されたものが多く存在します。

昭和56年(1981年)5月31日まで適用されていた基準を「旧耐震基準」、昭和56年(1981年)6月1日以降の建築確認から適用されている基準が「新耐震基準」です。

古いマンションを耐震性で定義すると、昭和56年以前に建てられた築42年を超えるマンションが古いマンションであると言えます。

古いマンションは249.1万戸

古いマンション/築30年、築40年以上の古いマンションストック
出所:国土交通省

上記の国土交通省の資料によると、築30年以上の古いマンションは249.1万戸です。

築40年以上のマンションは115.6万戸、マンションストック総数の約17%を占めます。

築40年超の古いマンションは、10年後には約2.2倍の249.1万戸、20年後には約3.7倍の425.4万戸となる見込みです。

ここまで、古いマンションについていくつかの切り口で説明をしてきました。

次項から、「古いマンションは本当に売れないのか?」についてデータをご紹介しながら疑問を解消していきます。

古いマンションは売れない?

古いマンションは、本当に売れないのか?そんな疑問を解消できるデータをご紹介します。

古いマンションの売却

下記は、レインズに新規登録されたマンションの築年帯別の成約率になります。つまり、築年数別中古マンション成約率のデータです。

レインズ(REINS)は、売主から物件の売却依頼を受けた不動産会社と買主から購入物件探しを依頼された不動産会社をマッチングする業者間オンラインネットワークです。詳しくはREINSTOWERをご覧ください。

【対新規登録成約率】

築年数成約率2021成約率2022
0~530.528.6
6~1040.735.2
11~1535.330.9
16~2034.928.1
21~2528.322.2
26~3019.917.5
31~16.413.9
出所:REINS TOPIC/築年数から見た首都圏の不動産流通市場

0~5年の築浅を除くマンションは、古いマンションほど、成約率が低下するのが分かります。

古いマンションは、築浅のマンションに比べて成約率は低くなりますが、売れています。

古いマンションでも売れることは分かりましたので、次はどのくらいの件数が売れているかが分かるデータをご紹介します。

築年数古いマンションの成約件数

2022年首都圏中古マンションの成約件数35,429件うち築21年超える築年数の古いマンション成約件数は17,714件、成約件数全体の約50%を占めます。

成約したマンションのうち古いマンションの比率がどれくらいか、年代ごとにまとめました。

【中古マンション成約件数】

2022年2021年2020年
成約件数35,42939,81235,825
21年以上17,71419,42816,444
古い比率49.9%48.7%45.9%
出所:REINZ TOPIC/中古マンション築年帯別構成比率から弊社算出推計値

築年数の古いマンションは、

  • 築年21~30年
  • 築31年~40年
  • 築41年~

いずれの築年数帯でも万遍なく売れています。

続いて、それぞれの築年数の内訳を見ていきましょう。

【古いマンション成約件数】

築年数2022年2021年2020年
21~30年6,5547,6046,592
31~40年5,3145,9725,087
41年~5,8465,8524,765
古いマンション計17,71419,42816,444
出所:REINZ TOPIC/中古マンション築年帯別構成比率から弊社算出推計値

上記表を見てわかる通り、1都3県の築年数の古いマンションは中古マンション市場でたくさん取り引きが行われています。

ネットの記事を見て、「古いマンションは売れない?」とご心配の売主様、そんなことはありませんので、ご安心ください。

関連記事:マンション売却と築年数。築50年は売れない?売れる限界は?

古いマンションはどうなる?

それでは、古いマンションはどうなるのか、

  • マンションの耐用年数
  • マンションの寿命
  • 建て替え

などについて解説をしていきます。

分譲マンションの耐用年数は47年

分譲マンションの会計上の法定耐用年数は、47年です。50年マンションは、住まいとして会計上耐用年数オーバーです。

法定耐用年数は、あくまで会計上建物の価値がゼロになる年数であり、マンションに居住できる期間やマンションの寿命が47年ということではありません。

出所:主な減価償却資産の耐用年数表│国税庁

古いマンションの寿命

マンションのような鉄筋コンクリート造建物は、メンテナンスを適正に行なえば100年以上維持することが可能です。

国土交通省によると、鉄筋コンクリート造の住宅の平均寿命推計値は68年です。鉄筋コンクリートの耐用年数は120年程度で、外装仕上げにより延命して150年になると報告されています。

出所:中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書│国土交通省

古いマンションの建て替えは270棟

古いマンションはどうなる?建て替えマンション270棟
出所:国土交通省

上記の表は、国土交通省によるマンション建て替えの実施状況をまとめたものです。

国土交通省の資料によると、2022年4月1日時点で建て替えを終えた古いマンションは全国で累計270棟です。

平均50戸として13,500戸、平均100戸として27,000戸、前述した築40年以上のストック115.6万戸の1.16%~2.33%程度の建て替え実現率です。

詳細は割愛しますが、築年数の古いマンションの建て替え実現は、極めて困難であると言えます。

古いマンションの建て替えが極めて少ないことをご説明してきましたが、次は古いマンションの建て替え検討から建て替え決議までの具体例を紹介します。

古いマンション建て替え事例

弊社「東京テアトル」が、所有する築後53年の古いマンションの建て替えに向けて動き出した事例をご紹介します。

築53年の古いマンションが建て替え

2017年の耐震診断で始まった建替事業は、2022年の11月までに明渡し、いよいよ12月からマンションの解体工事が始まる、という予定で進んでいました。建替え決議以降の経緯をご紹介します。

建て替えを実施する古いマンションの仕様は以下の通りです。

  • 名称:南青山リハイム
  • 所在地:東京都港区南青山2-29
  • 交通:東京メトロ銀座線「外苑前」駅
  • 築後年数:53年
古いマンション南青山リハイムの区分所有法第62条に基づく建替え決議
区分所有法第62条に基づく建替え決議
古いマンション南青山リハイムの建て替え建築計画
建築計画のお知らせ看板

古いマンション建て替え|建替え決議

最大のポイントであった南青山リハイムの建替えに関する件(区分所有法第62条に基づく建替え決議)は、5分の4以上の賛成をもって2021年9月に成立しました。

この結果を受け、2022年9月に権利変換計画承認決議を行う予定となりました。

古いマンションはどうなる/南青山リハイム
南青山リハイム外観写真(1970年築)
古いマンション建替え/南青山リハイム建替事業外観イメージ図
南青山リハイム建替事業外観イメージ図

古いマンションの建て替え|権利変換計画

古いマンション建て替え事例、臨時総会(権利変換計画)招集通知
権利変換計画承認総会招集通知

2022年9月15日に南青山リハイムマンション建替組合の「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」第57条2項に基づく臨時総会(権利変換計画承認総会)が開催されました。

この総会において、「第1号議案:権利変換計画決定及び認可申請の件」が4/5以上の賛成をもって可決成立しました。

2017年の耐震診断をきっかけに耐震補強か建替えか、どちらの方法を採るかの議論が始まり、およそ6年の年月をかけて建て替え計画の推進が決定しました。

1970年に建てられた古いマンションは、4年後の2026年に新築マンションへ生まれ変わります。

マンション建て替えがスタート

南青山リハイムマンション建替組合は、当初の2022年11月明渡し完了という計画が遅延して、2023年3月に明渡しが完了し、4月にマンションの解体工事を本格着工しました。

南青山リハイムマンション建替組合は、5月30日に第一回通常総会を開催して、2022年度の決算報告、2023年度の予算案などの議案を審議しました。

いよいよマンションの建て替えが本格的にスタートします。

古いマンションの建て替えは困難

詳細は割愛しますが、マンション建て替え実現には

  • 敷地面積
  • 容積率緩和
  • 高さ制限
  • 分譲価格

などいくつかの条件が揃わなくてはなりません。近年ではインフレによりマンション建築費が高騰しており、結果として分譲価格を高く設定できる資産価値の高いエリア以外での建て替えは更に難しくなっています。

古いマンション建て替え事例/南青山リハイム解体工事
南青山リハイム建て替え/解体工事20230626
古いマンション建て替え事例/南青山リハイム解体工事
南青山リハイム建て替え/解体工事20230807
古いマンション建て替え事例/南青山リハイム解体工事
南青山リハイム建て替え/20231203/6階解体中
南青山リハイム建て替え/20240129/3階解体中
建て替え成功の条件を満たす古いマンションは極めて少ないのが現実です。

ご紹介した南青山リハイムは、耐震診断が建て替え検討のきっかけでした。国土交通省も旧耐震物件の耐震診断を推奨しています。

旧耐震が多く、法定耐用年数に近い築40年を超える古いマンションは売れないのか?築40年超の相当古いマンションを更に詳しく見ていきます。

古いマンションを売却

建て替えられないのであれば売却となりますが、築40年を超える古いマンションは果たして売れるのでしょうか?または売れないのでしょうか?

売れ行きを知るために、2022年の古いマンションの成約件数などを集計し、ご紹介いたします。

築40年超の古いマンションは売れる

まず、築40年超という相当古いマンションの売れ行き(成約件数)を地域別にご紹介します。

築41年~50年の古いマンションは、下記の通り売れています。

年数東京神奈川埼玉千葉
41~50年2,280件851件587件902件
出所:2022年1月~12月レインズ成約登録を弊社集計

築41年~50年の古いマンションは、供給在庫が多く、需要も強い東京の成約件数が最多となっています。

築51年以上の古いマンションも売れる

築51年以上の完全に古いマンションも下記の通り売れています。

年数東京神奈川埼玉千葉
51年~726件335件79件182件
出所:2022年1月~12月レインズ成約登録を弊社集計

続いて築41年以上の古いマンションの売却相場をご紹介していきます。

古いマンションの売却相場

築41年以上の古いマンションの売却相場を知るため、レインズにおける成約価格を集計しました。

古いマンション売却相場|築41~50年

首都圏の築41年~50年の古いマンション売却相場を地域別にご紹介します。

年数東京神奈川埼玉千葉
41~50年3,426万1,540万1,070万1,049万
出所:2022年1Qレインズ成約データを弊社集計

交通アクセスが良好で人気の高い東京は、土地価格が高いこともあり、法定耐用年数にも近い築41年~50年の相当古いマンションでも3,426万円の平均成約価格となっています。

東京の古いマンションは、他地域の2倍~3倍の高額で取り引きされています。

古いマンション売却相場|築51年以上

築51年以上の古いマンションの売却相場は下記の通りです。

年数東京神奈川埼玉千葉
51年~2,969万1,208万847万664万
出所:2022年1Qレインズ成約データを弊社集計

法定耐用年数を超えて建物が更に減価している築51年以上の古いマンションは、東京と他の地域の差が2.5倍~4倍強と大きくなっています。

東京は需要が強く、土地の価格も高いため、築51年以上の古いマンションでも3,000万円弱の売却相場です。

次項では、古いマンションが売れる理由、売れない理由などを解説していきます。

古いマンションが売れる理由

古いマンションでも売れている様々なデータをご紹介してきました。ここでは古いマンションが売れる理由を解説していきます。

古いマンションは価格が安い

下記表は、築40年を超える東京23区の古いマンションの最新成約価格です。

不動産経済研究所(全国新築分譲マンション市場動向2021年(年間のまとめ))によると、2021年の東京23区新築マンション価格は8,293万円です。

東京23区の築40年を超える古いマンションの成約価格は約3,800万円、新築マンション価格の約55%引きです。

【成約価格】

成約価格築41~50年築51年~
都心3区6,519万円5,502万円
城東地区2,487万円2,480万円
城南地区4,000万円3,864万円
城西地区3,997万円3,966万円
城北地区2,950万円2,104万円
東京23区3,760万円3,867万円
出所:2022年1Qレインズ成約データを弊社集計

古いマンション+リフォームは国の政策

平成22年の新成長戦略では、新築中心の住宅市場からリフォームにより住宅ストックの品質・性能を高め、中古住宅流通により循環利用されるストック型の住宅市場への転換を図るという方針が示されました。

2020年(平成32年)までに中古住宅流通・リフォーム市場の規模を倍増(20兆円)という目標も示されました。

出所:中古住宅・リフォームトータルプラン│国土交通省

中古住宅を安心して購入できるよう、瑕疵保険やインスペクションなどが導入されています。

中古住宅流通+リフォーム市場は拡大を続け、古いマンションも売れています。特に築25年超の完璧に古いマンションの比率が拡大しています。

【中古マンション成約築年帯別比率】

築年数2022年2021年2020年
0~5年9.3%9.6%9.6%
6~10年14.4%14.2%14.1%
11~15年12.5%14.2%16.3%
16~20年13.8%13.3%14.1%
21~25年10.7%11.0%11.2%
26~30年7.8%8.1%7.2%
31~40年 15.0%15.0%14.2%
41年~16.5%14.7%13.3%
出所:REINZ TOPIC/中古マンション築年帯別構成比率

古いマンションは好立地

東京23区の古いマンション成約件数は下記の通りです。

古いマンションは、分譲マンションの建設が早くから行われた都心3区や城南、城西地区など人気の高いエリアに多くあります。

交通アクセスや住環境が良ければ、古いマンションの間取りや収納の使い難さはリノベーションが解決してくれます。

【成約件数】

成約件数築41~50年築51年~
都心3区36 8
城東地区72 1
城南地区97 21
城西地区6125
城北地区568
出所:2022年1Qレインズ成約データを弊社集計

各地域の内訳は下記の通りです。

  • 都心3区(千代田、中央、港)
  • 城東地区 (台東、江東、江戸川、墨田、葛飾、足立、荒川)
  • 城南地区(品川、大田、目黒、世田谷)
  • 城西地区 (新宿、渋谷、杉並、中野)
  • 城北地区 (文京、豊島、北、板橋、練馬)

古いマンションが売れない理由

一方、古いマンションが売れない理由も存在します。

主な理由としては以下の通りです。

  • 古いマンションはローンが通りにくい
  • 古いマンションは修繕積立金が高い
  • 古いマンションはリフォームに手間と時間

それぞれ具体的に解説します。

古いマンションはローンが通りにくい

国土交通省の報告書では「一部金融機関等では融資対象を築後35年~60年程度までに限定している事例があり、築後40~60年以上経過した物件の流通を阻害する要因となっているのではないか」という問題意識が提起されています。

住居として使えるのに住宅ローン融資が付かないため古いマンションの流通が滞っているという指摘です。

報告書では、築年数だけでなく物件個別に使用価値を維持しているかの判断をすべきとしています。

出所:中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書│国土交通省

古いマンションは修繕積立金が高い

修繕積立金とは、マンションの区分所有者が建物修繕のために毎月積み立てをする費用のことを指します。

建物が古くなるにつれて修繕が必要な箇所が増えるため、修繕積立金の徴収額も築年数の経過とともに増えます。結果として古いマンションは、築浅物件に比べて修繕積立金が高くなります。築浅物件に比べて月々の支払い負担額が高額になるため、古いマンションは売りにくくなってしまうのです。

古いマンションはリフォームに手間と時間

前述しましたが、古いマンションは内装、水回りなどのリフォームに多額の費用がかかります。

費用に加えて下記のような手間や時間がかかります。

  • リフォーム会社の選定
  • 間取りや内装・設備のスペック検討
  • リフォーム費用の比較検討
  • リフォーム工事の請負契約締結
  • リフォームが終わるまで入居できない
  • リフォーム工事期間はローンと賃料の二重払い
  • リフォーム工事の完了検査、代金支払い

中古マンションとリフォーム会社を並行して探し、比較検討をして購入と発注の決定が必要です。このように費用だけではなく手間や時間がかかることも、古いマンションが売りにくくなる要因となります。

古いマンションを売る時の注意点

ここからは、古いマンションを売るための注意点をご紹介していきます。

古いマンションを売るには時間がかかる

中古マンション相場価格の上昇などもあり、相対的に割安な古いマンションが売れています。

しかしながら前述した成約率で分かるように、築浅マンションと比べると購入する人が限定される古いマンションの成約率はかなり低くなります。築年数が古ければ古いほど成約率はより低下します。

築浅物件と比べると第一印象が悪く、キッチンなど大幅なリフォームが必要な古いマンションは、売却に時間がかかるということを留意しておきましょう。

古いマンションを売却して現金化するのに期限がある場合は特に注意が必要です。

古いマンションを売る時の大規模リフォーム

古いマンションを売却するため、自分で壁や床などをリフォームすることを検討する方もいらっしゃると思います。

好みの内装デザインや素材、暮らしやすさは人それぞれなので、中途半端なリフォームはあまりおすすめではありませんし、古いマンションの大規模なリフォームには多額のコストがかかります。

コストをかけても必ず高く売れるという保証もありませんので注意が必要です。

マンション売却時のリフォームの費用や必要性などについて詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却とリフォーム。費用や必要性、注意点を解説

古いマンションを売る時の契約不適合責任

古いマンションは、売却した後に故障や不具合が見つかるリスクが高いと言えます。

契約不適合責任を問われて、修理費用が新たに発生したり、代金の減額請求や契約解除されてしまう可能性もゼロではありません。

古いマンションは、雨漏りや漏水など重大なクレームの可能性があるので注意が必要です。

古いマンションが売れない場合

ここまで、古いマンションでも売れている現在の中古マンション市況についてご説明してきました。

古いマンションという理由だけで売れないことはありませんが、一方で築浅物件に比べて売りにくいのも事実です。

古いマンションがなかなか売れない場合において、考えられる理由を解説いたします。

古いマンションが売れない理由

古いだけではなく、下記のようなネックが存在する古いマンションはより一層売りにくくなります。

  • 駅から遠い
  • 都心から遠い郊外立地
  • 不人気エリア立地
  • 荷物が多く片付いてない部屋
  • 孤独死などがあった部屋
  • 管理費修繕費が割高な部屋
  • 借地権、地上権物件
  • エレベーター無し物件
  • 維持管理状態が悪い物件
  • 割高な価格設定の物件

マンション買取業者に売却

マンション買取業者は、古くなったマンションを買い取った後に大規模リフォームをして再販売をする不動産業者です。

リフォームが前提なので室内はどんなに汚くても、設備に故障不具合があっても買い取ってくれます。

古いマンションの買取再販は、古くなったマンションの流通性を高め、不要な人から必要な人に引き継ぐ役割を担っています。空き家として放置される古いマンションを減少させ、マンションの寿命を延ばします。

関連記事:築年数の古いマンションを早期売却なら買取がおすすめ

マンション買取と仲介の違い

マンションの買取と仲介には、下記のような違いがあります。

買取仲介
買主業者個人,法人,業者
査定額必ず売れる売れるかも
契約不適合責任免責負担
売却活動不要必要
売買契約まで早期確実長期不確実
現金化早い遅い
仲介は、売却まで時間がかかりますが、市場相場価格で売却可能です。

買取は、売却まで時間がかかりませんが、市場相場価格を下回ります。

どの程度下回るのか、次項で解説します。

古いマンションの買取相場

中古マンションの買取相場は、仲介業者の仲介で売買される中古マンション売却相場と比較してどの程度低くなるのかを解説をしていきます。

マンション買取は市場相場価格の85%

非常に大雑把な言い方をするとマンション買取価格の目安は、市場相場価格の85%です

ただしマンションの価格帯、エリア、駅距離、築年数、専有面積、周辺環境、マーケット環境などにより、買取価格のパーセントは上下します。

現状の価格上昇マーケットの場合、人気エリアのマンションの買取価格は90%を超えることも。一方アスベストが使われているなどリフォーム費用がかさむ古いマンションは85%を大きく下回ることもあります。

古いマンション買取、相場85%の事例

弊社東京テアトルは、令和3年に下記の古いマンションを2,200万円で買い取りました。

  • 所在地:東京都江戸川区清新町
  • 最寄駅:東京メトロ東西線/西葛西駅10分
  • 専有面積:57.17㎡(17.29坪)
  • 所在階:21階
  • 築年月:S58年5月
  • 方位:西

【同一マンション内仲介成約価格】

成約年成約価格面積階数方位乖離率
H31247057.171889.1%
H31248057.172189.1%
H30275057.1717西80.0%
H29245057.1713西89.8%
出所:レインズ

古いマンションの市場相場価格(成約価格)に対して買取価格の2,200万円は、約85%前後です。

※正確には階数や方位などの補正が必要なのですが、ここでは詳細を割愛しています。

少し複雑な話になりますが、マンション買取の相場や実際の買取事例などについて詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション買取の相場、買取価格は市場価格の何パーセント?

お得な古いマンションの買取

古いマンション売却でも、仲介手数料がかからないお得な買取をご紹介します。

マンション買取で仲介手数料が必要なケース

不動産仲介業者に依頼した場合、売主と買主である買取業者との間に不動産仲介業者が入る仲介になります。そのため、売主、買主(買取業者)はそれぞれ仲介業者に仲介手数料を支払うことになります。

不動産買取で仲介手数料が必要なケース
不動産買取:不動産仲介業者に依頼をして不動産買取業者を探してもらうケース

関連記事:手数料「0円買取」なら買取価格が実質アップ!?

マンション買取で仲介手数料が不要なケース

不動産買取で仲介手数料が不要なケース
不動産買取:不動産買取業者探しを不動産仲介業者に依頼しないケース

前述した不動産仲介業者が売主と買主の間に立って売買契約を成立させる仲介でなく、上記のように売主と買取業者(買主)が直接売買契約をすれば仲介手数料は不要となります。

  • マンションの売買契約に必要な書類などの案内
  • 売買契約に必要な契約書と重要事項説明書などの作成
  • 契約から引き渡しまでの事務手続き

などの業務は、不動産会社である買取業者が行ってくれます。

不動産査定を考えた時一括査定が頭に浮かびますが、前述した仲介手数料が必要なケースになる場合がありますのでご注意ください。詳細は下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンションの買取は一括査定サイトで出来る?

古いマンションは売れない?古いマンションはどうなる?疑問を解消まとめ

古いマンションの買取再販は、古くなったマンションの流通性を高め、不要な人から必要な人に引き継ぐ役割を担っています。

空き家として放置される古いマンションを減少させ、マンションの寿命を延ばします。

この記事で紹介した古いマンションに関する情報をまとめておさらいしていきましょう。

古いマンションは築何年からですか?

古いマンションは、成約価格の下落幅が大きくなる築20年超の物件です。

旧耐震を古いマンションと定義すると築42年以上が古いマンションになります。

古いマンションについて詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンションの売却相場は?

中古マンションの売却相場は、築浅0~5年で6000万円台、古いマンションになった築21~25年で4000万円台、築26~30年で2000万円台になります。

築41年以上の古いマンションの売却相場について詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンションは売却できますか?

首都圏の中古マンション成約の約半分は古いマンションです。古いマンションも売れています。

古いマンションの売却について詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンションの買取相場は?

買取価格の目安は、市場相場価格の85%です。現状の価格上昇マーケットの場合、人気エリアのマンションの買取価格は90%を超えることもあります。

古いマンションの買取相場について詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンションが売れない理由は?

古いマンションが売れない理由は3つあります。

築年数の古いマンションが売れない理由について詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンション売却の注意点は?

古いマンション売却の注意点は、時間、リフォーム、契約不適合責任です。

古いマンション売却の注意点について詳しくはこちらをご覧ください。

古いマンションはどうなる?

築40年以上のマンションは現在115.6万戸(マンションストック総数の約17%)ありますが、これらの古いマンションの建て替え成功は270棟だけです。

古いマンションの建て替えについて詳しくはこちら、古いマンション南青山リハイムの建て替え成功事例について詳しくはこちらをご覧ください。


森田学(執筆)
森田 学【宅地建物取引士】

1999年東京テアトル株式会社入社。「テアトルタイムズスクエア」などの映画館の運営スタッフ業務、ラグジュアリーホテル「ホテル西洋銀座」ドアマン業務を経て2008年不動産関連部署に異動、マンション購入・仕入、リフォーム工事の企画を担当し現在に至る。

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