マンション売却で引っ越し、準備はいつからどうすればいい?

カテゴリ:マンション売却の手続き・ノウハウ
投稿日:2021.06.28

マンション売却で引っ越し、準備はいつからどうすればいい?

マンション売却する際、次の住まいへの引っ越しをいつすればいいかタイミングでお悩みの方や、引っ越しの業者手配以外で具体的に何をすればいいか、よくわからない方は多いのではないでしょうか。問題なく転居をするためには準備しておくことがいろいろあります。ここでは、家の引っ越しの準備はいつからどうやって進めていけばいいか解説します。

引っ越しのタイミングはいつ?

売買契約後~引き渡し前日までが一般的

あまり早くに引っ越してしまっても、販売活動中は毎月新居と現在のマンション両方で諸費用がかかってしまいます。しかしながら、売却のギリギリまで引っ越しを進めていなければ大慌てで作業しなければなりません。いつまでに引っ越しを終えなければいけないのでしょうか?

マンションの売却では、契約で定めた引渡し日に残代金の決済を行いますが、住宅ローンの残債があれば弁済し、抵当権の抹消手続きも済ませます。この引渡し日にマンションの所有権は買主に移りますので、売主は引渡しの前日までにマンションからの引越しを完了しておかなければいけません。

具体的にいうと、家具や荷物が何も無い状態でマンションの鍵を渡す必要があります。

通常、売買契約後から引渡し前日までの間に新居へ引っ越すケースが一般的です。

参考記事:「マンション売却の流れ、プロが教える手続きや注意点」|マンション売却の流れ⑥決済~引き渡し

引渡しまでに引っ越しを終わっていないとどうなる?

引渡しの日までに引っ越しが終わっていないと、買主がマンションを購入したが引っ越しができないという事態におちいります。その場合は契約違反となり、買主から損害賠償を請求されることにもなりかねません。

引っ越しの際には不測の事態に備えるためにも、ギリギリのタイミングではなく、余裕を持たせたスケジュールを立てましょう。

引っ越し準備でやること、何からすればいい?

何から手を付けていいのかわからない方へ、重要な手続きを引っ越しに向けて準備すべき順に解説します。

引っ越し業者の価格見積もり~手配(選定方法と費用相場)

引っ越しの2か月前~1か月前までに済ませておきたい作業です。引っ越しの1か月前までには引っ越し業者を決めて手配できるように進めましょう。

引っ越し業者の見積もりをネットで比較できるサイトが多数ありますが、そのなかでおすすめしたいのは、「業者を絞りこみ可能」なサイトです。「引越し侍」「LIFULL引越し」「引越しラクっとNAVI」の3サイトは業者の絞りこみが可能です。

【引越し侍】

引っ越し侍

【LIFULL引越し】

LIFULL引越し

【引越しラクっとNAVI】

引越しラクっとNAVI

業者を絞り込めないと大量の業者への一斉見積り依頼になり、フォーム入力後に大量の連絡が来て対応に追われてしまうことになるので注意が必要です。

「引越し侍」のフォームで実際に入力してみました。現住所、引越し先、引越し日、荷物の種類と量などかんたんな入力をすませると、対応可能な引越し業者10社の一覧が出てきました。埼玉県の3LDKマンションから東京都23区内のマンションへ8月下旬の日曜日に引っ越しする場合の各社見積もり額は約7万7千円から22万円の間、平均額は約12万円でした。この画面では10社から絞り込むことができます。

【「引越し侍」の引越し業者選択画面】

引越し侍絞り込み画面

フォーム入力がそもそも面倒、と困っている方におすすめなのは、各サイトの上部メニューに表示されている「引越し業者(会社)ランキング」をクリックし、上位表示されている複数の業者へ個別に連絡を取る方法です。

引っ越し費用の相場に関して「引越し侍」の調査では、「6月下旬の3人家族、輸送距離200㎞以内の引っ越し費用」が過去4年のデータ平均で約10万円と発表しています。月の初旬や中旬よりも下旬のほうが需要に応じて高くなる傾向があるようです。

また平日より土日のほうが需要が集中する分高くなりますし、通常期の5月から2月に比べて繁忙期の3月や4月は料金が3割以上高くなるケースもあります。引っ越し時期による費用相場の変動は下記リンクでご確認ください。

出典:引越し侍|引越し費用の相場と料金総額の目安

転校の手続き(引っ越し前)

引っ越しの1か月前までに済ませておきたい手続きです。

ここでは、公立小・中学校の転校手続きをご紹介します。手続きの内容は現住所や転出先の自治体により異なる可能性があるため、詳細は各自治体の窓口やWebサイトでご確認ください。

【同一市区町村への転校の場合】

まず在籍している小・中学校に転校する旨を伝え、「在学証明書」や「教科用図書給与証明書」など、転校に必要な書類を発行してもらいましょう。

転校先の学校(通学指定校)は、新居の住所が属する学区(校区、通学区域、通学圏)によって決まります。通学指定校を確認したら、早めに転校手続きの方法や転校の日程を相談しておきましょう。

【他の市区町村への転校の場合】

他の市区町村への転校の場合も同様に、在籍している小・中学校に転校する旨を伝え、「在学証明書」や「教科用図書給与証明書」など、転校に必要な書類を発行してもらいましょう。

その後、転出先の教育委員会に連絡し、通学指定校を照会してもらいます。照会された通学指定校に早めに連絡し、転入手続きや転入の日程などを相談しましょう。

出典:杉並区|転校手続き

他の市区町村への引っ越しの場合は転出届の提出

引っ越しの1~2週間前までに済ませておきたい手続きです。

他の市区町村への引っ越しの場合には、転出の14日前から転出後14日以内に住民登録をしている市区町村役所・支所・出張所等に「転出届」を提出して「転出証明書」をもらいます。

転出の手続きを忘れてしまうと、引越し先での転入手続きに必要な「転出証明書」が発行されないため、転入手続きができなくなってしまいます。忘れずに手続きを行うようにしましょう。転出届の提出に必要なものをまとめましたのでご確認下さい。

【本人または世帯主が申請する場合】
・本人確認書類
・国民健康誌保険証・高齢者医療受給者証・乳幼児医療証(該当者のみ)
・印鑑
・印鑑登録証(登録者のみ)
・マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード(該当者のみ)

【代理人をたてて申請する場合】
(上記に追加で必要な書類)
・委任状
・代理人の印鑑と本人確認書類

出典:新宿区|「住所変更の届出」

電気、水道、ガスの切り替え手続き(引っ越し前)

引っ越しの1~2週間前までに済ませておきたい手続きです。

電力会社・水道事業所・ガス会社へ連絡することは、「現住所」と「新住所」、「引越し日」とともに、検針票などに記載されている「お客様番号」です。まず現住所を管轄する各事業所に連絡し、新住所の管轄は違うところなのか、そちらにも連絡が必要か教えてもらい、連絡が必要であれば連絡先も教えてもらいましょう。最近では電話以外にインターネットでも手続きできる会社もありますので確認してみましょう。

区分所有者変更届の提出

売買契約後、管理会社に問い合わせをして区分所有者変更届を入手したり、売主と買主の双方の記入と押印で完成させた書類を引渡し後に自分で提出することもできますが、仲介の場合は仲介会社が書類の取り寄せや双方の記入もれの確認、提出までしてくれるケースがほとんどです。引渡しの場で買主にも記入や押印をしてもらい、完成させたうえで仲介会社に提出してもらいます。

買取業者に直接マンションを買い取ってもらう場合も、買取業者が同じように対応してくれますのでご安心ください。

引っ越し後に必要な手続き

引っ越し後の重要な手続きを、早めに済ませておくべき順に解説します。

転校の手続き(引っ越し後)

ここでは、公立小・中学校の引っ越し後の転校手続きをご紹介します。手続きの内容は現住所や転出先の自治体により異なる可能性があるため、詳細は各自治体の窓口やWebサイトでご確認ください。

【同一市区町村への転校の場合】

引っ越し後は14日以内に役所へ「転居届」を提出します。そのときに在学証明書も提出して「転入学通知書」を交付してもらいます。早めに在学証明書、教科用図書給与証明書、転入学通知書など必要な書類を揃えて、転校先の学校で手続きを行います。

【他の市区町村への転校の場合】

引っ越し後14日以内に役所へ「転入届」を提出する際、他の市区町村への転校の場合も同様に在学証明書を提出して「転入学通知書」を交付してもらいます。早めに在学証明書、教科用図書給与証明書、転入学通知書など必要な書類を揃え、転校先の学校で手続きを行います。

出典:杉並区|転校手続き

転入届(転居届)の提出

転入届は、他の市区町村への引っ越しの場合に、引越し先の役所で行う手続きです。代理人申請は可能ですが、郵便での申請はできません。手続き期間は、引越しをした日から14日以内です。また、転入届の提出には「転出証明書」も必要です。以下の書類を忘れずに持参しましょう。

【本人または世帯主が申請する場合】
・転出証明書
・本人確認書類
・国民健康誌保険証・高齢者医療受給者証・乳幼児医療証(該当者のみ)
・印鑑
・マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード(該当者のみ)

【代理人をたてて申請する場合】
(上記に追加で必要な書類)
・委任状
・代理人の印鑑と本人確認書類

転居届は、同じ市区町村への引っ越しの場合に、役所で行う手続きです。転出届や転入届と違い、1度役所へ行くだけで手続きをすることができます。代理人申請は可能ですが、郵便での申請はできません。手続き期間は、引越しをした日から14日以内です。以下の書類を忘れずに持参しましょう。

【本人または世帯主が申請する場合】
・本人確認書類
・国民健康誌保険証・高齢者医療受給者証・乳幼児医療証(該当者のみ)
・印鑑
・印鑑登録証(登録者のみ)
・マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード(該当者のみ)

【代理人をたてて申請する場合】
(上記に追加で必要な書類)
・委任状
・代理人の印鑑と本人確認書類

出典:新宿区|「住所変更の届出」

印鑑登録

印鑑登録とは、お手持ちの印鑑をあなた個人の印鑑として、公に証明するために登録することをいいます。印鑑登録ができるのは15歳以上(被後見人は除く)で、1人につき1個の印鑑を登録することができます。 また、印鑑登録を行った証明として「印鑑登録証」(印鑑登録カード)が発行されます。

印鑑登録が完了した印鑑を「実印」と呼び、法律上、社会上の権利や義務の発生を伴う非常に重要なものですので、安全で紛失しない場所に保管しましょう。

手持ちの印鑑を実印として使うためには、住所地の自治体で印鑑登録する必要がありますが、引越しをした場合はどうなるのでしょうか。

【同じ市区町村内での引っ越しの場合】

役所へ「転居届」を提出したタイミングで印鑑登録上の住所も自動的に変更されますから、あらためて印鑑登録をする必要はありません。印鑑登録証もこれまで通り、新しい住所で使用できます。

ただし、政令指定都市で「同市内の転居で区が異なる」ときに、手続きが必要な場合がありますので、管轄の自治体に確認してみましょう。

【別の市区町村への引っ越しの場合】

役所へ「転出届」の提出が必要ですが、印鑑登録は転出届が受理された時点で自動的に抹消されます。印鑑登録については基本的に転出時の手続きは必要ありませんが、手持ちの印鑑登録証(カード)は返却、あるいは裁断します。現住所の市区町村に確認したうえで指示に従いましょう。

また、引っ越し後に使う「印鑑登録証明書(印鑑証明書)」は、新住所が入ったものでなくてはなりませんが、転居届を出すことで、新住所が入った証明書が入手できるようになります。

印鑑登録が残ったままにならないか不安なら、引越しの前に印鑑登録を抹消することも可能です。手続きには以下のものが必要になります。

・登録の抹消を希望する印鑑
・本人確認資料

現住所での印鑑登録を抹消(廃止)したら、次は新住所の役所で印鑑登録の手続きです。本人による申請か代理人による申請が可能で、郵送での手続きはできません。転入届を出すのと一緒に手続きしましょう。

以前の印鑑登録はすでに抹消されているので、この機会に新しい印鑑にしても構いませんし、これまでと同じ印鑑でも問題ありません。

ただし、実印の条件は自治体ごとに違いがあり、条件に合致しない場合や、印鑑が摩耗等で判読困難な場合には、新しいものを用意する必要があります。

出典:新宿区|「印鑑登録・印鑑登録証明書」

参考記事:「マンション売却での必要書類、入手方法は?再発行できる?」

電気、水道、ガスの切り替え手続き(引っ越し後)

引っ越し後は、電気なら新居のブレーカーを上げて備え付けの「使用開始申込書」へ記入し投函、水道なら元栓がしまっていたら開けて「使用開始申込書」へ記入し投函というのが一般的な流れですが、ガスの場合はガス会社の係員に来てもらい、ガス開栓の立ち会いが必要ですのでご注意ください。

その他諸手続き

上記の他にも、必要に応じて下記の手続きが必要となります。

・電話、インターネット、郵便、新聞の住所変更
・運転免許証やパスポートの住所変更
・自動車やバイクの登録変更
・金融機関の口座の住所変更
・各種保険の住所変更
・資格やクレジットカードなど各種会員登録の住所変更

マンションが売れず引っ越しの予定が立てられないのはなぜ?

仲介でなかなかマンションを売却できないので引越しの予定も立てられない、とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご所有のマンションが以下のどれかに当てはまるなら、売却活動に時間がかかる可能性が高いです。

  • 設定している販売価格が適正価格より高すぎる
  • 駅15分超、バス便、1階、築古、不人気エリア、騒音酷い等悪条件の物件
  • 平均的な物件と比べ①面積が過大で高価格帯②管理費修繕費が割高③建物管理状態が悪いなど流通性が低い物件
  • 競合となるマンションが多く、希少性が低い物件

売却活動をスタートしてから成約に至る平均期間は約3ヶ月です。それ以上経過している場合、販売戦略がご所有のマンションに合っていないことも考えられます。そこで、仲介以外の「直接買取」という売却方法を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

参考記事:「マンション売却の期間、平均期間や長期化し易い物件」

引っ越しの予定が立てやすい「直接買取」

不動産会社がご所有のマンションを直接買い取る「直接買取」であれば、販売活動が不要なので買主が現れるのを長期間待つことがありません。弊社東京テアトルの直接買取なら内見は1回、契約・現金化まで最短5日で可能なので、引越しの予定も容易に立てられます。

参考記事:「マンション買取の注意点、仲介の60%は誤り?手数料0円が可能」

マンション売却で引っ越し準備のまとめ

マンションを売却したら引っ越しのタイミングはいつ?

売買契約後から引渡し前日までの間に新居へ引っ越すケースが一般的です。

詳細はこちらをご覧ください。

引渡しまでに引っ越しが終わっていないとどうなる?

買主が引渡し日に引っ越しできなくなるので契約違反となり、買主から損害賠償を請求されることにもなりかねません。

引っ越しの準備は具体的に何をすればいい?

引っ越し前と引っ越し後に分けて順番にすべきことをまとめました。

詳細はこちらをご覧ください。

マンションが売れず引越しの予定が立たない、どうすればいい?

弊社東京テアトルがご所有のマンションを買い取る「直接買取」なら契約・現金化まで最短5日。容易に引越しの予定を立てられます。詳細はこちらをご覧ください。

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森田学
(執筆)
森田 学【宅地建物取引士】

1999年東京テアトル株式会社に入社。「テアトルタイムズスクエア」などの映画館の運営スタッフ業務、ラグジュアリーホテル「ホテル西洋銀座」ドアマン業務を経て2008年不動産関連部署に異動、区分所有マンションの売買を担当し現在に至る。

 マンションのご売却はご不明な点も多く、不安をお感じの方も大勢いらっしゃるかと存じます。
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