穴吹工務店・サーパスマンションの評判やCM、ランキングや中古物件を解説

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2024.09.11

本記事は、穴吹工務店サーパスマンション評判CM、サーパスマンションのランキング中古物件、穴吹工務店の会社概要、会社更生法申請から現在までなどを解説します。

サーパスマンションとは

サーパスマンションは穴吹工務店のマンションブランド

サーパスマンションは穴吹工務店のマンションブランド:サーパス市が尾
■サーパス市が尾/出所:物件写真.net

サーパスマンションとは、穴吹工務店が分譲するマンションブランドです。サーパス(Surpass)は、超越(ちょうえつ)を意味する英語です。

サーパスマンションとは:サーパスマンションは穴吹工務店のマンションブランド
出所:穴吹工務店ウェブサイト

穴吹工務店は、明治後期に香川県高松市に創業したゼネコンをその発祥とし、自社施工によるマンション建設とその約9割を地方都市で供給するという、ほかのディベロッパーにはないユニークさを有した企業です。

2009年に会社更生法適用を申請、事実上倒産し、その後2013年に大京の子会社となりました。親会社である大京自身が2019年にオリックスの子会社となったことで穴吹工務店も現在はオリックスグループの一員です。

穴吹工務店・サーパスマンションの供給実績

穴吹工務店は全国マンション供給戸数ランキングにおいて1989年に初めてランク20位以内に登場。2007年には全国トップの地位を獲得しています。

サーパスマンションとは:穴吹工務店・サーパスマンションの供給実績

■穴吹工務店 全国マンション販売戸数およびランキング推移(1989年-2009年)

1978年以来連続29年間NO1の地位を独占してきた業界の巨人・大京からトップの座を奪ったのが穴吹工務店でした。その後、大京が穴吹工務店を傘下に収める歴史には、どこか因縁めいた感を禁じ得ません。

穴吹工務店は、全国46都道府県(沖縄を除く全県)で1,500棟を超えるマンション供給の実績を誇る企業です。

穴吹工務店がユニークなのは、その約割9弱にあたる住戸を地方都市で販売していることです。首都圏など大都市圏での販売実績が多い競業他社と大きく異なっています。

サーパスマンションとは:サーパスマンションは全国で1,548棟
出所:穴吹工務店ウェブサイト

穴吹工務店とは

穴吹工務店の会社概要

穴吹工務店とは:穴吹工務店ロゴ

穴吹工務店の会社概要は以下の通りです。

社名株式会社穴吹工務店
本社香川県高松市藤塚町1丁目11番22号
支店東北支店・北関東支店・東京支店・信越支店・静岡支店・名古屋支店・北陸支店・大阪支店・四国支店・岡山支店・広島支店・福岡支店・南九州支店
資本金25億円
売上480億円(2024年3月期)
従業員581名(2024年4月1日)
設立1905年香川県高松市に穴吹喜作がゼネコンとして創業/1961年に法人化
社長代表取締役社長 竹本勝
出所:穴吹工務店ウェブサイト、wikipedia

穴吹工務店の沿革

■1905年(明治38年)

香川県高松市に穴吹喜作がゼネコンとして創業。

■1961年(昭和36年)

株式会社穴吹工務店設立。

■1969年(昭和44年)

 ミサワホームの代理店として戸建て住宅事業開始。

■1978年(昭和53年)

自社マンションブランド第1号『サーパス小笹(福岡市)』分譲開始。

■2001年(平成13年)

「穴吹不動産販売」を設立。

■2004年(平成16年)

「穴吹工務店札幌」を設立。地方都市展開を開始。

■2005年(平成17年)

古久根建設を子会社化。

■2007年(平成19年)

国内の事業主別マンション供給戸数ランキングで首位となる(5,037戸)。

■2009年(平成21年)

会社更生法適用を申請し、事実上経営破。

■2013年(平成25年)

会社更生手続終結が決定。大京が穴吹工務店の全株式を取得し大京の完全子会社となる。

出所:wikipedia

穴吹工務店の特徴は自社施工

穴吹工務店の供給するサーパスマンションは、基本的に自社による施工の建物です。穴吹工務店はもともとゼネコンとしてスタートした会社であり、会社名も一貫して工務店の名称が継承されています。

穴吹工務店の採用向けウェブサイトでも、穴吹工務店の特徴のトップとして「業界でも数少ないゼネコンとマンションデベロッパーという2つの顔を併せ持つ」独自の自社一貫体制のことが謳われています。

高松の老舗オーナー企業、穴吹工務店の多角経営

穴吹工務店は、地方を出自とする企業として、供給の約9割を地方都市で販売するという、ほかのディベロッパーとは異なる地元密着でのビジネスモデルで成長してきました。

加えて、穴吹工務店は、創業が明治期にまでさかのぼる老舗オーナー企業として、地元高松を中心に、放送事業、海外事業、レストラン経営、リゾートビジネスなど不動産以外の多彩な分野(以下参照)で事業を展開してきました。

●1969年、ミサワホーム代理店からスタートして、2003年からは「穴吹ミサワホーム」として四国全域でミサワホームの事業を展開

●1996年、エフエム高松コミュニティ放送を設立して放送事業へ参入。

●2002年に上海市に「穴吹(上海)軟件開発有限公司」を設立し、中国で建設・販売するマンションのコンピューター設計業務に進出。2007年に上海でレストラン「悠友」を開店。同年、内装工事事業に参入。2008年、不動産管理事業に参入。

●2007年、旧厚生年金施設「サンピアさぬき」の運営を継承して「三木リゾート&スポーツパーク」と「ヴィラ讃岐」として開業するなどリゾート事業に進出。

穴吹工務店がスポンサーとなったスポーツ支援

また、穴吹工務店は、地元高松市で以下のようなのさまざまなスポーツ支援も行っていました。

●日本プロバスケットボールリーグ(現B.LEAGE):「高松ファイブアローズ(現・香川ファイブアローズ)」

●プロ野球:「サーパス神戸」(オリックス・ブルーウェーブ2軍)

●香川県営野球場の命名権:「サーパススタジアム(現レクザムスタジアム)」

●日本プロサッカーリーグ(Jリーグ):「カマタマーレ讃岐」。

出所:wikipedhia

穴吹工務店とは:穴吹工務店がスポンサー「サーパススタジアム)
出所:Wikipedia

穴吹工務店が会社更生法

2009年(平成21年)の11月24日、穴吹工務店は、会社更生法適用を申請します。負債総額はグループで1,510億円に上り、四国では最大でした。

直後に出た「地元密着でシェア急拡大が仇 穴吹工務店・経営破綻の誤算」と題された記事にはこうあります。(出所:週刊ダイヤモンドonline 2009.11.30 0:20

地方都市はマンション市場としては弱いはずだが、穴吹は地場のゼネコンなどを協力会として組織し、そのエリアでマンション施工を優先的に振り分ける代わりに、ゼネコン社員に物件の購入希望者紹介をも委託するという仕掛けを施した。

結果的に、「穴吹が供給する中規模の戸数の物件であれば、下請けなども含む建設関係会社を動員すれば売り切れる」(業界関係者)。このため他社が見向きもしないようなエリアでもマンションの販売を伸ばすことに成功してきたのだ。

だがこの“妙手”が08年のマンション不況で逆回転した。地方で販売を行なっていた競合の新興ディベロッパーが軒並み破綻、この在庫がたたき売られたり再販物件として安値で放出された。こうした傾向は特に地方都市で強く、競合物件の価格下落に合わせ安売りを行なわざるをえない穴吹は収益が急速に悪化した。

週刊ダイヤモンドonline 2009.11.30 0:20

同記事は「90社以上の金融機関と取引するなど全国展開ならではともいえる特色が、この局面では確たるメイン行がない弱みに転じた」とも付け加えています。

東京商工リサーチのウェブサイトの「こうして倒産した」には、創業家出身の穴吹英隆社長(当時)による取締役11名全員の解任方針が銀行、取引先、従業員等の動揺を招き、信用不安を引き起こし、倒産の引き金になったと記されています。

倒産前夜の創業家と取締役との確執に関しては、以下の記事で詳しく報じられています。

取締役全員から解任された穴吹工務店社長が心酔した「慧光塾」(上) NET IB NEWS  2009年11月27日 14:53」および「同(下) NET IB NEWS 2009年11月28日 08:00

「取締役全員が社長を解任――。分譲マンション大手の(株)穴吹工務店(香川県高松市)でクーデタ事件が勃発した」と始まる同記事には、創業家とそれを支えてきた番頭社員との確執、穴吹英隆社長と慧光塾(えこうじゅく)の光永仁美社長(教祖名・仁義)の親密な関係、穴吹工務店も一枚かんだ「かんぽの宿」疑惑などが述べられています。

心霊治療を行うなど新興宗教まがいとも言われた経営コンサルタント会社・慧光塾と後の内閣総理大臣・安倍晋三氏との密接な関係が取りざたされていたことは記憶に新しいところです。穴吹英隆社長は、長女と光永仁美氏の長男を結婚させるなど婚姻関係を結ぶほどの入れ込みようだったそうです。ちなみに結婚披露宴では安倍晋三氏が媒酌人を務めました。

地元を代表する老舗企業だった穴吹工務店の倒産劇の背景には、創業家によるオーナー企業の末路によくありがちな、こうしたエピソードが横たわっていました。

当然ながら、前述したような海外やリゾートなど多彩に展開したさまざまな事業や地元のスポーツ支援活動は、業績悪化に伴いすべて撤退を余儀なくされています。

穴吹工務店の現在

2013年(平成25年)に会社更生手続終結が決定した後、大京が穴吹工務店の全株式を取得し、現在、穴吹工務店は大京の子会社となっています。穴吹工務店はオリックスグループの一員です。

穴吹工務店のウェブサイトには、「おかげさまで47万戸超の供給実績」という誇らしいコピーとともに、穴吹工務店と大京のマンション供給戸数が掲載されています。もちろん合計47万戸は日本一です。

穴吹工務店とは:穴吹工務店と大京のマンション供給戸数47万戸超
出所:穴吹工務店ウェブサイト(2024年8月29日時点)

関連記事:ライオンズマンションの評判・特徴と分譲会社大京の会社概要などを解説

穴吹工務店と穴吹興産(あなぶき興産)の違い

穴吹興産株式会社は穴吹工務店と同じ香川県高松市に本社を置く、東証スタンダード上場の企業です。

穴吹興産は、1964年(昭和39年)に穴吹工務店グループの関連会社として、穴吹工務店の二代目経営者の穴吹夏次によって香川県高松市に設立されました。社長は穴吹工務店社長(当時)の穴吹英隆の弟の穴吹忠嗣。

当初から両社の関係性は薄く、穴吹興産が1985年(昭和60年)に競合するマンション分譲事業に参入したことをきっかけに、穴吹工務店グループより離脱し、独立系マンションデベロッパーとなりました。2002年には、それまで穴吹工務店と同一だったコーポレートアイデンティティ(CI)を変更し、対外的な商標も「あなぶき興産」とひらがな表記を使用するようになっています。

穴吹工務店とは:穴吹工務店と穴吹興産(あなぶき興産)の違い、穴吹興産のロゴマーク
出所:穴吹興産ウェブサイト

2009年の穴吹工務店が会社更生法の適用申請時点で資本面での関係はなく、人的交流もなかったそうです。

穴吹興産のマンションブランドは「アルファ」シリーズです。穴吹興産は2009年に穴吹工務店のマンション供給戸数を上回ります。その後も全国マンション供給ランキング20位以内の常連であり、2023年は供給戸数は1,773戸とランキング7位の地位を占めています。

穴吹興産は2020年に「グローリオ」ブランドで分譲マンション事業を展開していたセコムホームライフ(旧堀内建設)を買収し、2024年に吸収合併しています。

穴吹興産の会社概要は以下の通りです。

会社名株式会社穴吹興産
本社香川県高松市鍛治屋町7番地12
資本金755百万円
売上高675億円(2023年3月期)
従業員数400名(2023年12月31日現在)
設立1964年
代表取締役穴吹忠嗣
出所:穴吹興産ウェブサイトwikipedia

穴吹工務店・サーパスマンションのCM

「あなぶきんちゃん」ってご存じですか?

サーパスマンションCM
出所:1999年 TVCM 穴吹工務店「あなぶきんちゃんサーパスマンションの歌」「歌倍速」 初代:相能美那子

「あなぶきんちゃん」とは、穴吹工務店がかつてテレビCMで使用していたイメージキャラクターの名前です。童話「赤ずきん」に似たキャラクターです。

「あなぶきんちゃん」のCMは1999年に初登場し、「あなぶきんちゃん」が森(「穴の森」というそうです)でタヌキなどの動物の着ぐるみたちと一緒に歌って踊る内容のCMです。

歌詞はこんな感じです。

夢が膨らむサーパスマンション♪

期待が膨らむサーパスマンション♪

胸も膨らむ♪膨らむ♪膨らむ♪

1999年 TVCM 穴吹工務店「あなぶきんちゃんサーパスマンションの歌」「歌倍速」 初代:相能美那子

サーパスマンションに住んだ結果(たぶん)、「あなぶきんちゃん」と動物たちは胸が膨らむ(タヌキだけは睾丸が膨らむ!)という、おそらくは親しみやすい家族向けマンションをアピールする意図なのでしょうが、今観るとその表現の過激さに思わず唖然とするようなうCMです。

「あなぶきんちゃん」のCM以前のバージョンだと思われますが、穴吹工務店のCMには下の「穴吹先生」編もあります。

(90年代CM)穴吹工務店サーパスマンションシリーズ

サーパスマンションの評判

サーパスマンションのブランド認知ランキング

インターネット調査会社マイボイスコムの「マンションのブランドに関するアンケート調査(第21回) 2024年5月実施 n=9,485」において、サーパスは6位にランキングされています。

サーパスマンションの評判:サーパスマンションのブランド認知ランキング
出所:「マイボイス」サイト

中国・四国においては、穴吹工務店の「サーパス」とあなぶき興産の「アルファ」が全国トップの知名度を誇る「ライオンズマンション」と伍して上位を占めており、地元エリアでの穴吹工務店の認知度の高さを反映する結果となっています。

この調査では、「最も住んでみたいマンションブランド」という質問もあり、四国では「サーパス」と「アルファ」が上位2位にランキングされています。

地元四国においては、認知度と人気の両面において、穴吹工務店の「サーパス」ブランドが圧倒的な強さを誇っていることがわかります。

サーパスマンションの口コミ

マンション口コミサイトの「マンションコミュニティ」でサーパスマンションの口コミを覗いてみましょう。

さまざまな個人の印象や意見、実体験などが掲載される口コミサイトにおいては、その虚実や問題の深刻さなどは判断がつきかねますが、サーパスマンション(穴吹工務店)の口コミでは、やはり2009年(平成21年)の会社更生法適用前後の倒産に関連しての投稿が目立ちます。

そのほかでは、タイル剥離の問題や管理会社の対応などに関する投稿が見受けられます。

マンションコミュニティ 「サーパスマンション(穴吹工務店)その6」

音の問題に関する投稿も散見されます。

マンションコミュニティ 「サーパスマンションを購入しようとしてるのですが…」

音の問題に関しては、サーパスに限らず、マンションの口コミサイトでは必ず見受けられるもので、上下左右がほかの住戸に囲まれ、躯体を介して他人と生活を共にする共同住宅においては、生活音を完全になくすことは難しい問題です。

サーパスを含め特定のマンションブランドにおいて、遮音性能が一律に劣るというこ
とはなく、あくまで個別物件の仕様によるものと言えます。総じて築年数の古いもの
は、床厚(スラブ厚)、壁厚などが薄いものが多く、新築に比べて遮音性の点で見劣
りする物件が多いことは事実です。

マンションの遮音性能は床や壁のコンクリート厚さだけでは判断できません。床スラ
ブの面積、床や壁の構造(直仕上げか二重仕上げか)、フローリングの性能なども関
係してきます。詳しくは「リノまま」の記事をご覧ください。

マンションの音の問題は、住まい手の生活の仕方や個人の音への敏感さなども関係しており、建物ハード面の遮音性能だけでは語れないという難しさもあります。

サーパスマンションの中古

Googleで数多く検索されているサーパスマンションの中古に関して、ウェブサイト「マンションレヴュー」における評価、評判、口コミなどをご紹介します。

□サーパス薬院(福岡市)

●生活環境良好、立地条件、ロケーション良好なマンションです。地下鉄電車バス徒歩5分病院ショッピング飲食店多い!出所:Googleマップクチコミ

□サーパス宮崎駅前(宮崎市)

●周辺には学校や公園もたくさんあり、通いやすい環境です。出所:マンションレビュー

□サーパス東静岡駅前(静岡市)

●工事をしている人間にも、しっかりと挨拶をしてくれる人達ばかりで、気持ち良かったです。出所:Googleマップクチコミ

□サーパス大分駅前(大分市)

●大分駅前から近くてアクセスがいいと思います。他にもいろな店があり便利です。出所:マンションレビュー

□サーパス大町(水戸市)

●スーパーなど飲食店が多く駅にはしまむらなども入っている為、だいたい水戸駅で買い揃えられるのでとても住みやすいと思います。出所:マンションレビュー

□サーパス今泉(宇都宮市)

●旧住宅金融公庫の優良住宅基準に合致したマンションです。平成9年築のマンションではありますが、外構の植栽などよく管理されていて古さを感じることは少ないと思います。出所:マンションレビュー

□サーパス住吉(宇都宮市)

●管理人さんもいて、オートロックで一定のセキュリテイがあります。近くの中央公園がとても近く、子育てには良い環境です。近くに学校も多く、治安は良いです。出所:マンションレビュー

□サーパス東千石(鹿児島市)

 ●天文館は観光スポットとしても有名でよく人が来るので便利住みやすさとしては周りにかなりのお店があり遠出する必要がないのでいいと思う。出所:マンションレビュー

サーパスマンションの管理会社

穴吹コミュニティ

サーパスマンションの管理会社である穴吹コミュニティは、穴吹工務店によって1990年に設立されました株式会社穴吹コミュニティ四国が発祥です。

2013年に親会社の穴吹工務店が大京に買収されたことにともなって、穴吹コミュニティも大京の100%子会社となっています。穴吹コミュニティはオリックスグループの一員です。

マンション管理新聞による「マンション管理戸数ランキング2024」において、穴吹コミュニティは受託戸数113,162戸で第13位にランクされています。

出所:マンション管理支援事務所ウェブサイト

ちなみにあなぶき興産のグループのあなぶきハウジングサービスは11位にランクされています。

穴吹コミュニティの評判

オリコン顧客満足度ランキング調査「分譲マンション管理会社 首都圏ランキング」(更新日2024/09/02)では、穴吹コミュニティは、上位社のランク外ながら、高評価企業として評価されています。

サーパスマンションのまとめ

●サーパスマンションは穴吹興産の分譲マンションブランドです。

●穴吹工務店は、明治期に高松市に創業したゼネコンが発祥。自社施工と供給の9割を地方都市でのマンションが占めるのが特徴。2007年には大京を抜いて全国供給ランイキングトップの座を占めています。

●穴吹工務店は、老舗オーナー企業として多彩な事業を展開、地元のスポーツ支援などでも知られました。

●穴吹工務店は2009年に会社更生法を申請、四国最大の負債額で事実上倒産。2013年に大京の子会社に。両社合わせてマンション供給47万戸は日本一。穴吹工務店はオリックスグループです。

●同じ穴吹家が高松で創業した穴吹興産(あなぶき興産)は、穴吹工務店とは資本、人的関係がない独立会社です。

●サーパスマンションはブランド調査で認知ランキング6位と知名度が高い。とくに中国・四国では認知度、人気とも圧倒的な強さを誇ります。

●サーパスマンションの管理会社は穴吹コミュニティ。大京の子会社です。

以上


大村先生(執筆
大村哲弥 有限会社プロジェ代表  projet-ltd.co.jp/

1984年、セゾングループのディベロッパー株式会社西洋環境開発に入社。住宅・マンション事業のマーケティング・商品企画・事業企画に従事する。バブル前夜からバブル崩壊とその後のカルチャーシーンのなかで20歳代、30歳代を過ごし、不動産ビジネスに携わる。1996年、有限会社プロジェ設立。不動産・住宅・マンション分野のコンサルティング・商品企画・建築デザイン・プロモーション戦略・執筆などを手がける。

東京工業大学大学院修士課程修了。一級建築士。

本・映画・音楽・アート・デザイン・ファッション・都市・建築・食・料理・ワイン・まち歩きなどのフィールドを横断的に渉猟・論考するnoteを主宰。

note:tetsuya omura