マンション売却する際ハウスクリーニングは必要?費用やメリットを解説
カテゴリ:マンション売却の手続き・ノウハウ
投稿日:2020.06.09

マンションを売却するときにはハウスクリーニングをしてきれいにしている人もいるというのを聞いたことがあるかもしれません。
しかし、クリーニング代がかかることを考えるとあまりやりたくないと考えるのももっともなことでしょう。
自分で掃除をしてしまえば解決すると考える人もますが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか。
今回は、マンション売却におけるハウスクリーニングについてご紹介いたします。
業者を使わずにハウスクリーニングをすることは可能?
マンション売却をするときには、より高くスムーズに売れるようにしたいと考えるのはもっともで、そのために少しでも購入検討者に好印象を持ってもらえるようにするのは大切なことです。
自分で掃除をしてきれいな状態にするのは必須条件の一つですが、全ての場所を誰もが納得してくれるような仕上がりにするのは容易ではありません。
特に水回りなど、積年の汚れは簡単には落ちにくく、プロに任せなければ困難なケースが多いのです。
そのため、マンション売却にあたっては専門業者に依頼してハウスクリーニングをすることをおすすめします。
マンション売却時に家をクリーニングするメリット
不動産会社の第一印象UP→査定価格UP
マンションをより高く売るためには、不動産会社(仲介業者)により高い査定価格を出してもらうことも重要です。「この価格なら成約できる」と自信をもって販売活動に臨んでもらうことが、早期成約につながります。
実は、同棟のマンションの一室であっても、第一印象で査定価格は大きく異なることがあるのをご存知でしょうか。
シミや匂いなどが残っていると、査定を依頼した仲介業者からの印象が悪くなり、査定価格が下がることは多々あります。
確かにハウスクリーニングは費用がかかります。しかし、それに見合った効果が得られる可能性が高いため、実施することをおすすめします。
物件の売却決定までの期間を短縮
不動産仲介業者に依頼して売りに出した物件が、なかなか売れないリスクを低減できるのも、ハウスクリーニングをするメリットです。
マンション売却を成立させるためには、買主が見つからなければなりません。
購入検討者が購入前にまず内覧をするのが一般的ですが、そのときにあまりにも汚れが目立ってしまうと、第一印象は悪く、売れ残ってしまう可能性が高いのです。
内覧の際には、できるだけきれいな状態にしておくことが早期売却のポイントです。
内覧者からの値引き交渉をされづらくなる
早く売れるようになる可能性が高いだけでなく、内覧者からの値引き交渉を申し込まれたときに不利にならずに済むのも、ハウスクリーニングをする大きなメリットです。
内覧の際に指摘可能な箇所があれば、それを材料に値下げ交渉をされる可能は高いです。
その交渉材料としてよくあるのが、部屋の目立った汚れや匂いです。場合によっては大幅な値下げ交渉を打ち出されるケースもあるため、その対策として、きちんときれいにしておくのは欠かせないことです。
ハウスクリーニングをするべき場所と料金の相場
マンション売却の際にどこをハウスクリーニングをするべきなのか考えていきましょう。
結論からお伝えすると、ハウスクリーニングで重要なのは水回りです。浴室・洗面台・トイレ・キッチン・レンジフードの5か所は押さえておかなければなりません。
一般的に水回りは使用しているとどうしても汚れてきてしまいますが、中古マンションの購入検討者にとっては、使用感を強く感じてしまうと嫌なイメージを持ちがちな場所です。
逆に水回りがきれいなら、部屋全体をきれいに使ってきた人が前の入居者だっただろうと考えてくれる傾向があるのです。
しかし、水回りの清掃は特に素人では難しい箇所で、専用の洗剤などが必須となります。また、洗剤を購入したとしても必ずきれいにできるという保証はありません。
水回りの汚れ対策、ハウスクリーニング費用の相場
ハウスクリーニングをするのにかかる費用相場はどのくらいなのでしょうか。
ここに挙げた水回りの5か所について一般的なハウスクリーニングの費用相場は以下の通りになっています。
相場価格帯 | |
浴室 | 10,000円~20,000円 |
洗面台 | 5,000円~15,000円 |
トイレ | 6,000円~12,000円 |
キッチン | 10,000円~20,000円 |
レンジフード | 10,000円~20,000円 |
このように各箇所ごとに見ると、数千円から20,000円程度で収まるようになっています。
依頼する業者によってクリーニング費用にはかなりの違いがあり、同じような内容であっても倍近く価格が異なることもあるので注意が必要です。
状態によってはキッチンの大掃除をするのに丸一日かかってしまうことも多いことを考えると、プロに完璧な形で掃除してもらい1万円ほどで済むのであれば、コストパフォーマンスの面からみても良いのではないでしょうか。
個々に依頼すると高くなりがちですが、業者によっては1か所だけでなく複数の箇所を一括して依頼することによって安くなることもあるので、ぜひ検討してみてください。
人にたのまず自分で掃除する場所、方法
水回りは徹底した掃除が必要なため、ハウスクリーニングを依頼することを強くおすすめします。
しかし、ほかの場所については軽微な汚れしかないことが多く、業者に頼まず自分で掃除することができます。ここからは、個人でできるクリーニングのポイントを解説していきます。
居室全般(リビング・寝室など)

リビングや寝室などの居室全般については自分で簡単に掃除できる場所です。床と壁と天井がきれいになっていれば十分なので、雑巾などを使って水拭きをした後、乾拭きをしておけば問題ありません。
居室全般は、特に目立つ汚れがなければ指摘を受けることがない場所ですが、ほこりが積もっている場合は印象が悪くなります。
内覧をしてもらうときには直前に全室内を掃除して汚れが目当たないようにしておきましょう。
ベランダ・バルコニー

ベランダやバルコニーはあえてハウスクリーニングを入れなくても、掃除が可能なケースが多いです。
水洗いができるので、程度にもよりますが鳥の糞などがあったとしてもお湯で落とせることがあります。
また、落ち葉などが溜まっているのも問題視されやすいので、直前に掃き掃除をしてきれいにしておきましょう。
その他の共有部分
その他の共有部分として廊下やエントランス、エレベーターなどがありますが、基本的にはマンションを運営している管理組合が掃除を担当しているので、基本的に自分でやる必要はありません。
ただ、清掃業者に依頼をしている場合がほとんどで、内覧のタイミングで汚くて印象が悪くなるということがあります。
特に部屋の前の廊下とエントランスに加え、マンションで共用しているゴミ捨て場の汚れはチェックしてきれいにしておきましょう。
エアコン
内覧の際は、可能な限り居心地の良い空間を演出する必要があるため、エアコンの中も丁寧に掃除しておきましょう。
しかし、エアコンもクリーニング業者に依頼すれば簡単に掃除してもらえますが、1万円以上もかかってしまうことが多く、費用負担が大きいことは否めません。
フィルターの掃除だけならば、自分でも簡単にできます。フィルターを外して掃除機で吸いとっておくとよいでしょう。必ず作業前にエアコンのコンセントを外してから行いましょう。
マンション売却時のハウスクリーニングに関するよくある疑問
ハウスクリーニング費用を負担するのは売主?買主?
基本的には売主が負担します。もし売買契約の締結前に買主から「費用を負担するからハウスクリーニングを済ませておいて欲しい」との要望があって、応じた売主がハウスクリーニングを依頼する場合、「買主の要望に基づいて実施するハウスクリーニング代金○○○〇〇円(税込)は買主がその費用を負担する」と費用負担の内容を明記した売買契約書を双方合意により締結したうえで、買主負担とすることは可能です。
しかしながら、買主が購入後にハウスクリーニングやリフォームを依頼するパターンがほとんどでしょうから、ハウスクリーニング費用を買主が負担する旨の契約を締結、というのは少ないケースと言えます。
壁紙は張り替えるべき?
基本的に壁紙は張り替えなくても問題ありません。
張り替えるべき壁紙の判断基準は、大きな穴・匂い・極端な汚れがあるなどの状態です。
それ以外の状態であれば壁紙張り替える必要はなく、また張り替えたとしても、査定価格にはあまり影響はありません。
マンション売却にハウスクリーニングは必要?費用やメリットを解説のまとめ
マンションを高く早く売却するには、内覧に来た購入検討者への対応策の一つとしてハウスクリーニングを依頼することも重要です。水回りを最優先に考えてください。
安く適切な対応をしてくれる業者の情報を手に入れて、早めに依頼しておくことをお勧めします。
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