みずほ不動産販売の評判は良い?悪い?特徴やメリットを解説

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2023.10.17

不動産を売却するにあたって、仲介業者への依頼を検討されている方は多いでしょう。

さまざまな不動産仲介業者のなかで高い知名度を誇っている「 みずほ不動産販売」は、みずほフィナンシャルグループの一社であり、信託銀行をルーツに持つ不動産会社です。

この記事では、みずほ不動産販売を実際に利用した方の口コミや評判、特徴や強み、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

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この記事でわかること
  1. 経験豊富なスタッフが多く良い口コミの評判も多いが、みずほ銀行のシステム障害関係や対応のムラなどで悪い口コミも
  2. 土地売却に強みを持っている
  3. 高齢者向けサポートサービスを行っているのが特徴
  4. 店舗数が少ないこと、スタッフの当たりはずれがあることがデメリット
  5. 相続物件の売却や高齢者向けサービスを受けたい人にはおすすめできる不動産仲介会社

みずほ不動産販売はどんな会社?

みずほ不動産販売株式会社は、みずほ信託銀行の子会社で、信託銀行の傘下で住まいの売買仲介を行う会社としてスタートしました。

みずほ信託銀行の前身である安田信託銀行は不動産に強みを持っていたため、今でも不動産仲介に強い会社だと高く評価されています。

住まいの売買仲介業務以外にも、オフィスビル、工場、倉庫といった事業系不動産の仲介業務、コンサルティング業務など、幅広く手掛けています。

社名みずほ不動産販売株式会社
設立年月日1986年(昭和61年)7月15日
拠点数・店舗数39店舗
従業員数927名(2023年4月1日現在)
本社所在地東京都中央区日本橋1–3–13 東京建物日本橋ビル
資本金15億円
代表取締役社長鎌田 卓史

みずほ不動産販売の仲介実績は業界8位

公益社団法人不動産流通推進センターによる、2021年度の不動産仲介業者ごとの取扱高をランキングにしました。

順位 企業名 取扱高(百万円)
1 三井不動産リアルティグループ 1,892,665
2 東急リバブル 1,577,995
3 住友不動産販売 1,453,387
4 野村不動産ソリューションズ 964,882
5 センチュリー21 639,991
6 三井住友トラスト不動産 550,366
7 三菱UFJ不動産販売 450,168
8 みずほ不動産販売 428,610

出典:2023 不動産業統計集 3不動産流通

みずほ不動産販売の2021年度の取扱高はおよそ4286億円で、業界8位に位置しており、人気の高い仲介業者であることが伺えます。

信託銀行系の不動産会社である三井住友トラスト不動産・三菱UFJ不動産販売との3社で比べると、取扱高は3番目となっています。

みずほ不動産販売の評判・口コミ

みずほ不動産販売の評判・口コミを知ることで、みずほ不動産販売の特徴や強みを確認することが可能です。

ここでは、実際にみずほ不動産販売を実際に利用した方の良い口コミと悪い口コミの両方をご紹介します。

みずほ不動産販売の良い口コミ

みずほ不動産販売を実際に利用した方から寄せられた良い口コミは以下の3つです。

良い人が多い

客付け能力が高い

プロが多いので信頼できる

みずほ不動産販売の悪い口コミ

一方、みずほ不動産販売を実際に利用した方から寄せられた悪い口コミは主に3つです。

トラブルがあると思うと怖い

怒りが治まらない

対応がなかった

結論:プロが多く信頼できるがトラブルには注意!

良い口コミと悪い口コミの双方からみずほ不動産販売の評判をご紹介しました。

良い口コミは「客付け能力が高い」や「プロが多いから信頼できる」というような声が多く、信頼が高いことが伺えます。

しかし、「トラブルに巻き込まれたら怖い」というような悪い口コミもあり、トラブルに対して警戒していることが伝わってきます。

みずほ銀行では、2002年に大規模のシステム障害、2021年~2022年にかけて連続システム障害など、複数回のトラブルを起こしてしまっているため、みずほ不動産販売にも悪影響を及ぼしているのかもしれません。

参考:なぜみずほ銀行でシステム障害が繰り返されるのか、その問いかけにある2つの側面

データから見えるみずほ不動産販売、売却の強み

みずほ不動産販売の売却は土地売却に強み

現在、城南4区で販売されている1億円以上の土地の媒介数を集計して、ランキングを作成しました。

みずほ不動産販売は、下記の通り城南4区の1億円以上の土地の媒介数7位です。

    媒介数
1位 三井のリハウス 49
2位 東急リバブル 48
3位 住友不動産販売 28
4位 野村不動産ソリューションズ 10
5位 三井住友トラスト不動産 8
6位 大成有楽不動産販売 5
7位 みずほ不動産販売 4
7位 三菱UFJ不動産販売 4
7位 ケン・コーポレーション 4
7位 東京ライヴズ 4
7位 住新センター 4

出所:レインズ4区在庫270件を弊社が集計/20230803

みずほ不動産販売は、城南4区の高価格帯の土地の仲介で強みを発揮しています。

みずほ不動産販売、査定や売買の特徴

みずほ不動産販売の査定や売買には、具体的にどのような特徴があるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、査定や売買などに関する主な特徴を3つご紹介します。

  • 経験豊富なスタッフが多い
  • 無料サービスが充実している
  • 高齢者向けサポートサービスがある

一つずつ詳しく解説していきます。

経験豊富なスタッフが多い

引用:みずほ不動産販売公式サイト

みずほ不動産販売には、平均12年の仲介営業経験がある経験豊富な営業スタッフが在籍しており、そのなかでも695名が宅地建物取引士保有者です。

経験豊富な資格保有者が多いため、相続や資産の組み換えなどの複雑な案件にも、信託銀行系の不動産会社ならではのきめ細かい対応が可能です。

無料サービスが充実している

引用:サービス・サポートメニュー

みずほ不動産販売には、売主はもちろんのこと、買主も利用できる無料のサービスが用意されています。

主な無料サービスは以下の5つです。

  • 瑕疵保証サービス「建物調査した結果、瑕疵保険に加入する際の費用を負担」
  • 住宅設備保証サービス
  • 敷地調査サービス
  • 建物状況調査サービス
  • おそうじサポート

どのサービスやサポートも、不動産売買における安心要素なので、みずほ不動産販売を選ぶにあたり大きなメリットとなります。

ただし、すべてのサービスやサポートが無条件で無料になるというわけではなく、条件が設けられているため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

高齢者向けサポートサービスがある

引用:みずほの高齢者向け住宅紹介サービス

みずほ不動産販売は3大信託銀行系不動産会社のなかで唯一高齢者向けサポートサービスを提供しています。

主に高齢者の住み替えを斡旋し、不要となった不動産の売却を支援する「高齢者向け住宅紹介サービス」を提供しており、利用者の相談や要望をヒアリングし、最適な提案を行っています。

また、住宅や施設の紹介だけではなく、相続税に関するアドバイスや不動産を相続した方に向けた相続コンサルタントも行っているため、高齢者やはじめての方でも安心して利用できます。

評判から見るみずほ不動産販売のデメリット

一方、デメリットにはどういったことが挙げられるのでしょうか。

ここではみずほ不動産販売の主なデメリットを2つ解説します。

店舗数が比較的少ない

みずほ不動産販売は全国的に店舗や営業拠点を構えています。

しかし、全国展開しているにもかかわらず営業部を除く店舗数は39店舗しかなく、日本全国均等に営業所を構えているというわけではありません。

そのため、住んでいる地域によっては時間をかけて出向く必要や、利用が難しい場合があります。

時間をかけてまで出向くのは難しいという場合はみずほ不動産販売ではなく、地元の不動産会社を検討したほうが良いかもしれません。

スタッフによって当たり外れがある

みずほ不動産販売に在籍している社員のうち、695名は宅地建物取引士の資格保有者であり、平均12年程度の経験を積んでいる方が多くいます。

しかし、すべてのスタッフが経験豊富で柔軟な対応ができるというわけではありません。

スタッフによって能力やノウハウ、提案力などが異なるため、場合によっては「あまり提案してくれない」「アドバイスが少ない」といった事態になる可能性があります。

もし、経験が浅いスタッフが担当になり、サービスを満足に受けられないと感じた場合は、一度相談してみると良いでしょう。

みずほ不動産販売の仲介手数料

みずほ不動産販売の公式サイトには、一般論としての仲介手数料の解説が記事にある程度で、仲介手数料の明確な金額は記載されていません。

記載がない理由として下記2点が考えられます。
①仲介手数料は、売買金額に応じて金額を決めるよう定められており、定額でないため。
②仲介手数料は、仲介業者が受領できる上限が定められているだけで、上限を超えなければ任意に決められるため。

仲介手数料の計算

一般的な不動産仲介業者の仲介手数料は、下記のような速算式で算出します。

(売買価格×3.3%)+6万6千円※売買価格が400万円を超える場合

上記速算式を使って仲介手数料を計算してみましょう。売買金額3000万円で売買契約が成立した取引の仲介手数料は、下記の通りです。

3,000万円×3.3%+6万6千円=99万円+6万6千円=105万6千円

みずほ不動産販売の仲介手数料の上限

国土交通大臣が定める仲介業者が売買などで受け取れる仲介手数料の上限は下記の計算式の通りです。速算式と異なり400万円以下も計算できます。

宅建業法第46条第4項で「宅地建物取引業者は、公衆の見やすい場所に国土交通大臣が定めた報酬の額を掲示しなければならない」としています。
どこの仲介業者においても仲介手数料は、下記報酬額を超えて受領することはできません。

みずほ不動産販売も下記計算式に則って計算した報酬額が仲介手数料の上限となります。

売買価格 仲介手数料
200万円以下の場合 売却価格×5.5%
200万円~400万円の場合 売却価格×4.4%+22,000円
200万円以上の場合 売却価格×3.3%+66,000円

参考:不動産売買の仲介

みずほ不動産販売の仲介手数料は高い?

どの不動産会社でも、値引きや割引きなどのキャンペーンがなければ基本的に上述した計算式による上限金額が仲介手数料になります。

みずほ不動産販売の仲介手数料の場合も上限金額となるため、みずほ不動産販売の仲介手数料が特に高いということはありません。

結論、みずほ不動産販売の仲介手数料だけ高いということはなく、大手仲介は横並びです。

仲介手数料の詳細、仲介手数料を値引き・安くする仲介業者の詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:マンション売却の仲介手数料の相場を解説。値引きはできる?

みずほ不動産販売の店舗

みずほ不動産販売の店舗数は以下の通りです。

エリア 店舗数
首都圏 25店舗
近畿 6店舗
東海 2店舗
北海道 1店舗
東北 1店舗
甲信越・北陸 1店舗
中国 2店舗
九州 1店舗

引用:全国の店舗一覧

みずほ不動産販売は、首都圏を中心に全国で39店舗を展開している不動産会社です。

しかし、全国展開はしているものの、ほかの大手不動産会社と比べると店舗数は少なく、地域によっては1店舗しかありません。

その場合、人によっては何時間もかけて店舗に出向かなければならず、時間と労力がかかってしまいます。

みずほ不動産販売の利用を考えている場合は、自身が住んでいる地域にみずほ不動産販売があるかどうかを事前に確認することをおすすめします。

みずほ不動産販売の売却までの流れ

みずほ不動産販売での査定から売却までの主な流れは以下の通りです。

  1. 調査・査定
  2. 媒介契約締結
  3. 販売活動
  4. 売買契約
  5. 売却準備
  6. 引き渡し

売却に関する目的や条件などを確認したのち、売却価格を決めるための調査を行い、その調査をもとに査定が行われます。

査定内容に納得したらみずほ不動産販売と媒介契約を締結し、ネットや自社サイトなどで販売活動が開始されます。

購入希望者が見つかった際は物件の案内や見学を行い、購入することが決まれば売買契約の締結をします。

その後、住所変更や郵便の転送届といった売却するための準備を行ったあとは物件の引き渡しとなります。

引用:不動産売却の手順

みずほ不動産販売はこんな人におすすめ

みずほ不動産販売は、以下に当てはまる方におすすめです。

  • 対応エリアに不動産を持っている人
  • 相続した物件を売りたい人
  • 高齢者向けのサービスを受けたい人

みずほ不動産販売が構えている店舗に比較的近い方や、相続した物件を売りたいと考えている方には利用がおすすめです。

みずほ不動産販売では、不動産や相続に関する悩みの解決支援も行っているため、そういったことに悩みがある場合は気軽に相談することができます。

また、高齢者向けのサポートサービスも充実しているため、高齢者ではじめて不動産を売却するという際にも、安心して利用することができるでしょう。

みずほ不動産販売がおすすめできないケース

一方、以下のケースに当てはまる場合はみずほ不動産販売がおすすめできない可能性があります。

  • 対応エリアでも店舗まで遠い人
  • スタッフのムラが気になる人

上述したように、対応エリア内であってもみずほ不動産販売が構えている店舗まで遠い場合は利用が向かないかもしれません。

そのほかにも、「どうせ売却するならベテランの人が良い」と考え、スタッフの質のムラを気にする場合もおすすめはできません。

みずほ不動産販売に関するよくある質問

ここでは、みずほ不動産販売に関するよくある質問を3つご紹介します。

みずほ不動産販売の査定は無料?

みずほ不動産販売の査定には、主に「簡易査定」と「訪問査定」の2つがありますが、どちらも無料で利用することが可能です。

簡易査定の場合は公式サイトから簡単に申し込むことができ、気軽に査定額を知ることができます。

ただし、正確に査定額を決めるためには物件を直接見て判断する必要があるため、具体的な査定額を知りたい場合は訪問査定を選ぶと良いでしょう。

みずほ不動産販売での仲介手数料の割引きやキャンペーンはある?

みずほ不動産販売には、仲介手数料に対する割引きやキャンペーンなどはありません。

しかし、以前には成約お礼キャンペーンとしてカタログギフトのプレゼントなどがあったため、今後もまたそのようなキャンペーンが行われる可能性があります。

参考:成約御礼キャンペーン&不動産売却応援フェア

みずほ不動産販売の高齢者向けサービスはどのような人が利用できる?

みずほ不動産販売の高齢者向け住宅紹介サービスは、「いざというときにサポートしてほしい」方や、「自然災害により一人暮らしが不安」といった方が利用することができます。

そのほかにも、「親が一人暮らしで心配なので親を自分の近くに住まわせたい」とお考えのご家族の方でも相談することができます。

参考:みずほの高齢者向け住宅紹介サービス

みずほ不動産販売の評判・口コミまとめ

みずほ不動産販売は、信託銀行にルーツを持つ、みずほフィナンシャルグループの不動産仲介会社であり、経験豊富なスタッフが多数在籍しているため、信頼できるという良い評判が多く見られました。

しかし、その一方で「店舗数が少ない」や「スタッフにムラがある」といったネガティブな評判も一定数あるため、あらかじめ理解しておくことが肝心です。

この記事でご紹介した特徴やデメリットなどを参考に、みずほ不動産販売での不動産売却を検討してみてください。

 

airi(執筆)
Airi.M
ウェブマーケティング企業出身、異色の不動産ライター。
「エンド目線」をなにより大切にしており、エンドユーザー側・不動産業界側、どちらの視点も知っているからこその"濃い"コンテンツ制作に定評がある。多くの不動産関連媒体での執筆経験を持つ。

 

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