マンションを早く売るには?スピード売却の方法と流れを解説

カテゴリ:マンション売却
投稿日:2025.08.08

マンションを早く売るには?スピード売却の方法と流れを解説

マンションの売却にはいろいろな方法がありますが、選ぶ際に大きな判断ポイントとなるのは、売却価格とスピードのどちらをとるか。

本記事では、スピード売却を狙う方向けにマンションを早く売る方法をご説明します。

この記事でわかること
  1. マンション売却法は仲介か買取か
  2. 買取には仲介紹介型と直接買取がある
  3. 直接買取は最短5日~1か月以内に売れる
  4. 仲介でも戦略次第でスピード狙える
  5. 仲介から買取に切り替える方法も

マンション売却法は、仲介か買取

マンションの売却方法はさまざまありますが、一般の買主に売る「仲介」か、買取業者に売る「買取」かで大きく二分できます。

①仲介
最もよく知られた方法で、不動産会社が広告やポータルサイトを通じて住みたい人を探し出し、売主と買主を仲介します。 

②買取
マンションを買い取って再販することを目的とした、買取業者に売るという方法もあります。この場合、さらに2つのパターンに分かれます。

  1. 仲介会社の紹介により買取業者が買い取る
  2. 最初から買取業者が直接買い取る(=直接買取)
項目①仲介②-1買取
(仲介紹介)
②-2買取
(直接買取)
売却相手住む人買取業者買取業者
売却価格
売却期間3-6か月1-2か月5-30日
内覧や広告必要不要不要
仲介手数料ありありなし
売却後リスクあり原則免責原則免責

スピード売却なら直接買取

最も即効性の高い売却方法は、買取業者による直接買取です。

マンション直接買取の流れ|最短5日で売却完了

  1. 査定申込み(無料)
     → ネットや電話で簡単に依頼できます。
  2. 現地確認・価格提示
     → 実際の建物状況などを確認し、数日以内に正式価格を提示。
  3. 契約・決済(引き渡し)
     → 契約後、最短5日で現金化。引っ越し猶予やリースバックの相談も可能です。

直接買取のメリット

  • 即現金化
    最短5日で決済完了。引っ越し費用や住み替え資金をすぐに確保できます。
  • 内覧・片付け不要
    室内写真の公開や生活感の排除を気にする必要がありません。
  • 契約不適合責任が免責
    雨漏り・シロアリなど隠れた瑕疵の補修費を負担しなくて済みます。
  • 契約解除のリスクなし
    不動産会社が買い取るので、個人の買主が住宅ローンの審査に落ちて契約が取り消されるなどのリスクがありません。
  • 仲介手数料かからない
    買取価格は相場より低くなりますが、仲介手数料がかからないため手取りにすると市場価格の83%~86%で済む場合も。
  • リースバックでそのまま住み続けられる
    売却後も賃貸契約を結び、今の住まいにそのまま住み続ける選択も可能。引っ越しの猶予を確保したり、将来的な買い戻しを視野に入れることもできます。

直接買取のデメリット

  • 価格は相場より低くなる
    提示価格は市場相場の60~80%ほどになります。ただし、上記のメリットの通り、手取りベースにするとマイナスが緩和されます。詳しくは以下の記事で解説
    マンション買取相場をプロが解説!買取価格はマンション売却相場の何割か?
  • 業者選びが難しい
    買い取り価格の根拠が不透明な業者もいます。
  • 必ず買取可能とは限らない
    仲介よりもハードルは下がりますが、それでも買取不能なケースもあります。

直接買取はこんな人に向いています

  • 引っ越しまでに時間がない
  • 売却活動を知られたくない(広告非掲載)
  • 築古や瑕疵物件(雨漏り・事故物件など)で、一般の買主がつきにくい
  • 相続や任意売却など時間に余裕がない

マンション直接買取の注意点

3社以上で査定を比べる
1社だけだと その会社の言い値になり、数十万〜数百万円損することもあります。
・ 提示価格から手数料・登記費用などを差し引いた「実際に受け取る金額」で比較
・売却後に何日(何週間)まで住めるかを確認

ーリングオフは原則なし
即時買取では、買主が宅建業者(事業目的)となるため宅建業法のクーリングオフ〈8日以内の無条件解約〉は基本的に適用されません。契約書をよく読み、不明点があれば必ず解消してしっかり理解するようにしましょう。

ーン残債を必ず確認する
ローンが残っているマンションを売るには、残債を完済して抵当権を外すことが前提です。売却額が残債に届かないオーバーローン時は、不足分を自己資金で補わなければなりません。
・金融機関から「残債証明書」を取り寄せ、買取価格−残債−諸費用=手取り額を計算
・オーバーローンの場合、自己資金やつなぎ融資で不足分をどう賄うかを事前に決めておく

仲介でスピード売却したいなら

「市場価格に近い金額で売りたい」けれど「時間もない」。そんな方に、仲介でもスピードを意識して戦略的な売却する方法をお教えします。

仲介によるスピード売却の流れ|戦略次第で早期成約も可能

  1. 査定依頼・不動産会社選定
  2. 売り出し価格の設定と販売開始
  3. 内覧対応・販売戦略の見直し
  4. 購入希望者が現れれば、契約・引き渡し
  5. 購入希望者が見つからなければ、買取に切り替え

仲介で早く売るためのポイント

① 査定を複数社から取り、最適な不動産会社を選ぶ
「売却が得意な会社」「地域に強い会社」など特徴を見極めて選ぶ

② 適正価格よりやや下の価格でスタートする
・高すぎる価格設定は長期化の原因に
・適正価格より5%ほど低く始めると、内覧数・問い合わせが増える傾向あり

③ 内覧準備を徹底する
・清掃、片付け、ホームステージングなどで好印象を与える
・「すぐ引っ越せる物件」と見せることで決断を後押しできる

③ 期間をあらかじめ設定しておく
〇週間反応がなければ「値下げ」or「買取」へ切り替え、というリミットを決めておくと判断が早い

スピード売却方法の選び方は、価格とスピードのバランス

1か月以内に売りたい
直接買取
価格もある程度こだわりたいけど急いでいる
スピード重視の仲介売却

仲介で決めたリミット時期までに買主が見つからない場合は、仲介から買取へ切り替えるというハイブリッド型戦略「買取保証付き売却」も有効です。
買取保証付き売却については、下記の記事で詳しく解説しています。
マンションの買取保証。内容と流れ、相場や適用条件

🏢 当社は、直接買取も買取保証付き売却も可能
売却を急いでいる方や価格とスピードのバランスで迷っている方は、ぜひ気軽にご相談ください。

東京テアトルは、中古マンションの高値買取に自信があります。

  1. ・最短5日、期限までに確実に現金化可能
  2. ・不要な家具はそのままで手軽に売却
  3. ・売却後のトラブルの心配ゼロ

マンションの買取なら東京テアトルまでご相談ください!


airi

(執筆)
Airi.M
ウェブマーケティング企業出身、異色の不動産ライター。
「エンド目線」をなにより大切にしており、エンドユーザー側・不動産業界側、どちらの視点も知っているからこその"濃い"コンテンツ制作に定評がある。多くの不動産関連媒体での執筆経験を持つ。