マンション買取の流れ、買取のメリット
カテゴリ:マンション買取
投稿日:2023.03.08
この記事では、マンション買取の流れと買取のメリットについてご説明いたします。
マンションを売却する場合、不動産会社(仲介会社)に依頼をして物件を売ってもらう「仲介」が一般的です。
仲介は、不動産会社(仲介会社)が広告と販売活動を行い、主に買主となる個人のお客様を探します。
一方買取では、不動産会社(マンション買取業者)が買主になるので、個人の買主を探す仲介に比べて売却完了までのスケジュールが短期間で確定できます。
仲介と違い「いついくらで売れるか分からない」ということにならないので安心です。
- マンションを買取で売却する流れ
- マンションを買取で売却する上での注意点
- 買取と仲介の違い
- 仲介手数料がかからない「直接買取」
- 直接買取のメリット
目次
マンション買取の流れ、仲介との違い
マンション仲介とマンション買取の違い
マンションの売却方法は大きく分けると下記の2つの売却方法があります。
大手仲介会社はテレビCMによる宣伝を行っているところも多いので、皆さんがマンションなど不動産売却をすると考えた時、最初に思い浮かぶのは仲介会社の方ではないかと想像します。
ここでは、仲介と比較すると少々馴染みの薄い不動産会社(マンション買取業者)のマンション買取の流れや注意点とメリットデメリットについて解説します。
関連記事:マンション買取の注意点、仲介の60%は誤り?手数料0円が可能
マンション買取業者の買取の流れ
マンション買取業者に直接物件を売却する買取の流れは大きく分けて下記6つのステップとなっています。前述した【買取】の「買取業者に直接」のケースの流れとなります。
【買取で売却する際に売主様がすることの流れ】
- 売却相談・買取査定依頼
- 査定立ち会い
- 買取金額を検討➡︎契約日、決済日(売買代金全額受領、物件の引渡し日)のすり合わせ
- 買取金額やスケジュールに納得すれば売買契約締結(売買代金の5~10%を手付金として受領)
- 引越し、引渡しの準備(不用品の整理、荷造りなど)
- 決済、引渡し(売買代金全額受領⇒鍵引渡し、登記必要書類提出)
マンション買取でマンションを売却する場合、販売活動が必要ありません。販売活動が無いことが仲介の流れとの大きな違いです。
仲介会社の仲介でマンションを売却する場合は、「2.査定立ち会い」の後に仲介会社が買主を探すため販売活動を実施します。購入検討者を探すために広告を掲載したり、内覧のため部屋に案内したりするのが販売活動です。
買取は、買主が個人ではなくプロである不動産会社(マンション買取業者)なので、価格やスケジュールの交渉がスムーズに進むという特長があります。
仲介の販売活動の内容とデメリット
仲介による販売活動には、前述した広告や内覧以外にも、
- オープンルーム
- 住宅ローンの事前審査手続き
- 売買価格など売買条件の交渉
などの活動が含まれます。
仲介での売却は、このような販売活動を行って購入検討者を一から探すことになるので「4.売買契約締結」や「6.決済、引渡し」などのスケジュールが確定するのに時間がかかってしまうというデメリットがあります。
マンション買取の詳細な流れと注意点
先ほどご紹介した【買取で売却する際に売主様がすることの流れ】について、詳細と注意点を説明していきます。
- 売却相談・買取査定依頼
- 査定の立ち会い
- 買取金額を検討➡︎契約日、決済日(売買代金全額受領、物件の引渡し日)のすり合わせ
- 買取金額やスケジュールに納得すれば売買契約締結(手付金の受領)
- 引越し、引渡しの準備(不用品の整理、荷造りなど)
- 決済、引渡し(売買代金全額受領⇒鍵引渡し、登記必要書類提出)
各ステップごとに、やるべきことと流れを見ていきましょう。
1.売却相談・買取査定依頼
まず最初は、不動産会社(マンション買取業者)に買取によるマンションの売却について相談します。マンション買取業者への買取の相談は無料です。
買取と仲介の違い、売却準備ですること、買取完了までの流れ、買取にかかる費用、買取に必要な書類、買取に関連する疑問や悩みなどがあれば、なんでも相談できます。
相談はメールや電話でもできますし、マンション買取業者に出向いて相談することもできます。
売却相談で買取の疑問や悩みが解決したら、次は金額を知るために訪問査定の依頼をしましょう!
とりあえず概算の買取価格を知りたいという場合は、机上査定もあります。
2.査定の立ち会い
訪問査定は、マンション買取業者の営業マンが査定のために物件(部屋)を見学しに伺いますので、部屋での立ち会いが必要です。
営業マンは部屋の状態の確認の他、日当たりや眺望、周辺環境、駅距離などの査定に必要な情報の調査や確認をします。
営業マンが訪問査定を行うことで、不動産会社は、周辺相場に部屋の状態や周辺環境を加味した、精度の高い買取査定金額を提示できます。
3.買取金額を検討➡︎契約日、決済日(売買代金全額受領、物件の引渡し日)のすり合わせ
弊社東京テアトルでは、買取金額が妥当か判断し易いように査定額の根拠となったレインズの成約事例や東京カンテイの取引事例などのデータに基づいてご説明いたします。
レインズについての詳細は、下記参考記事からご確認下さい。
参考記事:REINS TOWER/レインズとは?
買取金額=売却価格にご納得頂けましたら、弊社はご希望をお聞きしたうえ契約日や決済日などのご提案をいたします。
このタイミングでスケジュール、諸費用、税金、登記、不用品の処分などご不明な点があれば併せてご相談ください。
4.買取金額やスケジュールに納得すれば売買契約締結(手付金の受領)
買取金額や契約日、決済日などのスケジュール等が決まったら売買契約を締結します。通常は売主様は売買代金の10%の金額を手付金として受領します。残りの90%は、「6.決済・引渡し時」に残代金として受領します。
5.引越し、引渡しの準備(不用品の整理、荷造りなど)
部屋の引越し、引渡しに向けて不用品の整理処分、荷造りなどの準備を行います。
必要のない荷物は全て残置していただいてOKです。必要最低限の家具や荷荷物だけを持って、お手軽な引越しができます。
6.決済、引渡し(売買代金全額受領⇒鍵引渡し、登記必要書類提出)
基本的には不動産会社(マンション買取業者)が必要書類や登記手続きなどについて準備や案内をしてくれます。
買主であるマンション買取業者から売買代金を全額受領したら、鍵を引渡します。所有権移転登記申請に必要な書類を司法書士に渡します。
マンション買取業者の買取なら、プロである不動産会社が買主となりますので、基本的には売却後の故障や不具合に対するクレームはありません。
仲介手数料「かかる買取」「かからない買取」
仲介手数料「かかる買取」:売却を仲介会社に依頼
仲介会社に依頼をすることで、仲介手数料がかかる買取になる仕組みは以下の図の通りです。
【仲介手数料のかかる買取】
仲介手数料「かからない買取」:売却を買取業者に直接
一方、買取業者が不動産を直接買い取ることで、仲介手数料がかからない買取になる仕組みは以下の図の通りです。
【仲介手数料のかからない買取】
仲介会社に支払う仲介手数料
仲介手数料とは、仲介会社に不動産の仲介(売却)を依頼する媒介契約に基づいて、売買契約が成立した時に仲介会社に支払う報酬です。
仲介(売却)とは、不動産の取引で、買主を探し売買契約が成立するように販売活動や契約条件の調整、契約書類の作成や重要事項説明などを行うことです。この販売活動や契約書類の作成などを正式にしてもらうために媒介契約を結びます。
仲介手数料は、「売買代金×3%+6万円+消費税」が上限と定められています。
売買代金が3000万円の仲介手数料は、3000万円×3%+6万円+消費税=96万円+9.6万円(消費税)=105.6万円(税込み仲介手数料)となります。
関連記事:マンション売却の仲介手数料の相場を解説。値引きはできる?
買取だけど仲介手数料を支払うケース
仲介は、上記図の「売却を仲介会社に依頼」の通り、仲介会社に買主となるマンション買取業者を探してもらい、そのマンション買取業者と売買契約を締結します。
一括査定サイトで買取査定すると仲介手数料「かかる買取」になる確率が高いのでご注意ください。詳しくは下記関連記事をご覧ください。
関連記事:マンションの買取は一括査定できる?おすすめの不動産一括査定サイトをご紹介
仲介会社に依頼しないで、買取業者で大丈夫?
仲介手数料不要にする流れ
上記図の「売却を買取業者に直接」の通り、仲介会社に依頼せず、ご自身でマンション買取業者を探し、そのマンション買取業者と直接売買契約を締結する場合は、仲介手数料が不要となります。
不動産のことが何も分からないのに、仲介業者を入れなくて本当に大丈夫かと心配な方もいらっしゃると思います。
仲介会社に頼まなくて大丈夫?と心配な方
安心してください。売却に必要な物件の調査、売買契約書類の作成、契約から決済までの手続きなどは、マンション買取業者が行ってくれます。
マンション買取業者も仲介会社と同じ不動産会社なので「全てお任せ」で何の問題も心配もありません。
おすすめのマンション買取業者
マンション買取業者はどこを選べばいいのかわからないという方は、下記関連記事でおすすめしているマンション買取業者さんなら安心です。弊社東京テアトルを含めてお客様ファーストの紳士的な会社です。是非「マンション買取業者」探しの参考にしてください!
手数料以外のマンション買取のメリット
買取の3大メリット+α
買取での売却は、仲介での売却と比べて下記のようなメリットがあります。①②③のようなニーズをお持ちの売主様に特におすすめの売却方法です。
①お部屋そのまま➡️お部屋の片付けや掃除など必要無し、室内状況不問
②スケジュール早期確定➡️仲介での売却と違い短期間で契約・売却完了
③クレーム心配ゼロ➡️買主でリフォームするので故障・不具合問題無し
+αコロナ対策➡️仲介と違い販売活動が無いので人との接触が少なく安心
買取での売却は、仲介での売却と違い販売活動が必要ありません。
仲介は、広告や販売活動を行い条件(エリア、駅距離、価格、面積等)の合う買主を探さなければなりませんが、買取なら条件に関係なくマンション買取業者が買主になります。
したがって週末や平日の夜などに何組もの見学者(購入検討者)を部屋で待つといった、販売活動にかかる手間が不要となります。
買取はこんな方におすすめ
仲介と比較した時、買取にはメリット、デメリットがあります。下記のような方には買取での売却がおすすめです。
- 購入検討者の部屋の見学に立ち会うのが煩わしい
- 決まった日時までに売却を完了して現金化が必要
- 売却前の荷物処分やリフォーム工事など手間と費用をかけたくない
- 売却後の故障、不具合によるクレームなど避けたい
- ご近所に知られずに売却したい
お客様のお悩み、ニーズに合わせて買取か仲介かを選ぶことが大切です。どちらの売り方が自分に適しているか判断に迷っている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
お問合せ:マンション売却相談センター☎️0120-900-881【東京テアトル】
マンション買取の流れ、買取のメリットまとめ
最後に、マンション買取の流れとメリットについてこの記事で解説した内容をまとめていきます。
買取の流れと仲介の流れの最大の違い
買取は、買主を探す「販売活動」がありません。販売活動が必要ないことで買取には様々なメリットがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
買取の流れとステップごとの注意点
売主様が買取で売却する際の「流れ」は下記の通りです。
売却相談・査定依頼⇒査定立ち会い⇒買取金額を検討⇒OKなら売買契約締結⇒引越し準備⇒決済・引渡し
それぞれのステップの詳細や注意点はこちらをご覧ください。
マンション買取のメリット
東京テアトルのマンション買取の3大メリット+αは下記4つです。
- 掃除や不用品の処分など不要、お部屋そのままでOK
- 契約から現金化までのスケジュールが早期に確定
- 故障や不具合があっても売却後のクレームの心配無し
- コロナの時代、仲介と比較して人との接触が断然少ない
詳しくはこちらをご覧ください。
仲介手数料が「かかる買取」と「かからない買取」どちらにメリット?
買取といっても、仲介会社にマンション買取業者を探してもらうと仲介手数料がかかります。
マンション買取業者に直接買取を依頼すれば仲介手数料は不要です。マンション買取業者も不動産会社ですから「全てお任せ」で大丈夫です。
詳しくはこちらをご覧ください。